【最終話・ピーター・ティール】ジョブズとイーロン・マスクの偉業
企業はどのようにしてゼロから一気に成長するのか。伝説のリーダーたちへのインタビューから明らかにしていく模様を「イノベーターズ・ライフ」で公開する。
初回のゲストは、PayPal共同創業者のピーター・ティール氏。PayPal創業時から取締役に名を連ね、副社長も務めたPayPalマフィアの一人であるホフマン氏が、ティール氏の思考に迫る。
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経営学とは人間学であるとドラッカーは言いましたが、ティールはいつも本当に人間学的に物事を突き詰めて考えている事がわかる良特集でした。
ミメーシス理論、冒頭のほうで語っているルネジラールの話は、私もいつもスタートアップ投資をしていながら自問自答を続けているテーマです。
教科書にはユーザの声を聞け、ニーズを、問題を発見して取り組めとばかり書いてある。
しかしミメーシス論に裏打ちされたティールの非競争戦略はその真逆。自分の見たいものを創れ。ジョブズがその宗教における神のような存在、他にはマスク、ジャックドーシー、Uberカラニックら。突然変異的な創造をする者達。
これは簡単では全くない。むしろ砂を噛み血反吐を吐く苦しい生き方。ゆえに上記のヒーローは皆例外なく不安定な精神で壮絶な人生を生きている。が、それゆえ億人に1人も出来ない偉業を成し遂げている。
ペイパルマフィア達の行動の本質が、文中にあるピーター・ティールの好きなトールキンの小説のフレーズに凝縮している。「大いなる冒険は行く手にある。今日も明日も前途は白紙だ。運も潮目もきみの思いのまま。きみを阻む壁をその手で砕け」
ティール氏の記憶に残る一節は「大いなる冒険は行く手にある。今日も明日も前途は白紙だ。運も潮目もきみの思いのまま。きみを阻む壁をその手で砕け」。
「きみを阻む壁をその手で砕け」という言葉はティール氏そのものの行動規範になっているように思います。
いっぽう、子供の頃から18歳か19歳まで毛布が捨てられなかったというエピソードはほほえましい。心根は毛布のように暖かいのでしょう。
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