国民年金 加入手続き廃止
日本経済新聞
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注目のコメント
そんなことをしても仕方がないという意見はもっともですが、実際にやってみると、呆れるほどに面倒な手続きなのも事実です。一例を挙げれば、カード払いなども出来るのですが、その申し込みのタイミングが限定されており、よほどの手間暇をかけなければ、十分に活用することはできません。同封された書面も極めてわかりにくく、電話しないとどうして良いのかもわからない。それどころか、どこに電話するのが適切なのかもわからない。曲がりなりにも多少は制度を理解している自分ですらそうなのですから、入り口から制度への信頼を喪失させるような、ある意味で怒りさえ覚える手続きです。財政の健全性云々を議論する以前に、こうした手続き面を含め、顧客の何たるかから教育し直さなければ、制度への信頼は取り戻せません。
もしかすると、国民年金(基礎年金)は全額税方式化への布石なのかも。今のところ、厚生労働省も財務省も税方式化に反対で、その気は全くないのだが。
基礎年金は、これまで発動し損ねてきたマクロ経済スライドが発動されることで、世代間格差是正のために給付水準は実質的に低下する。そうすると、基礎年金の給付水準は、全額税が財源の生活保護給付の水準と肉薄する。それでも、保険料で給付財源の半分を賄い続けるのだろうか。