韓国軍のレーダー照射 当時の映像公開 防衛省
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動画を確認次第、後ほどコメントします。まずは関連リンクまで。
・防衛省Webサイト
http://www.mod.go.jp/j/press/news/2018/12/28z.html
・Youtube
https://www.youtube.com/watch?v=T9Sy0w3nWeY
・参考資料
http://www.mod.go.jp/j/press/news/2018/12/28z_1.pdf
【追記】
動画では射撃管制(FC)レーダーを照射されている様子が確認できました。
FCレーダーとその他のレーダーの違いを説明しておきます。
軍用の艦艇や航空機に搭載されているFCレーダーと、民間の船舶や航空機にも搭載されているその他(気象・航法・航海など)のレーダーは同じ「レーダー」と言っても違います。
レーダー波の周波数や波形が違うのはもちろん、「照射する方法」が違います。
先に「その他のレーダー」について説明しておくと、これは漁船や空港にも設置してあるもので、基本的には一定の速度でクルクルと回転しています。したがって、一定の周期で特定の方向を向きます。
例えば1回転に5秒掛かるレーダーなら、0.2秒ごとに特定の方向を向きます。レーダーの波形はもちろん、レーダー装置が1分間に12回こちらを向くことになります。
一方でFCレーダーは「主砲やミサイルの照準を合わせる」ためのレーダー。主砲やミサイルを撃ちたい方向に向かって照射し続け、弾が当たるように評定するための装置です。
基本的にクルクルと回転することはなく、使用する際には特定の方向(撃ちたい方向)を向いています。
したがって、これが使用されているとレーダー装置が「特定の方向を向き続ける」ことになるので、これもレーダー波を解析するまでもなく外見で確認できます。
実際に動画でも海上自衛隊の哨戒機が韓国海軍の艦艇に「We observed that your FC antenna is derected to us.(貴艦のFCアンテナが我々を指向したことを確認した。)」と呼びかけています。
また、レーダー照射を受ければ海上自衛隊の哨戒機に搭載されているESM(電子戦支援装置)がレーダー波をキャッチします。映像で確認できる外見はもちろん、キャッチしたレーダー波の解析は既に防衛省でも既に分析していることでしょう。
注目のコメント
動画を見る限り、海上自衛隊のP−1哨戒機の行動にルール違反は見られない。
それに反して、韓国側の主張は矛盾に満ちている。
北朝鮮漁船を捜索するために使ったレーダーの電波がP−1を照射したのではないかとも主張していたが、北朝鮮漁船の姿も映っており、捜索するのにレーダーを使う必要のない状況だ。
P−1の機内での会話も、事実を淡々と記録している形だ。
火器管制レーダーの電波が照射された瞬間の警報音は処理されており、そのけたたましさを実感することはできないが、全体の流れとして2〜3回の照射があった様子は確認できる。
画像が編集されたものではないかと韓国国内からは声があがりそうだが、日本側にはそんな小細工をする必要はない。
動かぬ証拠としてのデータは、韓国国防部との協議で「動かぬ証拠」として突きつけられるはずだ。
火器管制レーダーの照射は艦長の指示、承認がなければできないので、駆逐艦の艦長は強い反日感情を抱いている人物か、艦長として不適格な愚か者だろう。
日本政府としては、動かぬ証拠を突きつける中で艦長の処罰を要求し、それ以上の対応、例えば国防部長の更迭などは要求しない方が望ましい。
そして、文在寅政権が人気とり的に煽っている反日感情を沈静化させるよう、外交カードとして活用すべきだろう。
艦長の処罰は、旧ソ連時代に沖縄本島を領空侵犯したソ連爆撃機の機長に対しても、ソ連政府が自発的に降等処分を科しており、前例のある話だ。これは驚きました。
このビデオには遭難船の探索のためレーダーを使用した、と当初主張していた北朝鮮船と思しき艦影がはっきり写っています。
つまり事件が救助後であることがわかったことで、韓国の当初の主張は完全に崩れたことになります。
韓国が途中でそもそもレーダーを使用していなかったと、突然主張を変えたのは、この哨戒機からの映像があることがわかったからかもしれません。
更に現場が当時悪天候であったこと、日本側が上空を飛んで威嚇したという主張も、事実でないことが確認できた以上、本来なら韓国がその主張を撤回すべきレベルの映像だと思います。
それにしても分からないのは、これほどまでに明確な証拠があっても、未だに韓国は事実を認めていないということです。
しかも、韓国発表の事件現場である竹島の北東330キロというのは、実際には能登半島の日本領海のすぐ近くの場所です。
遥かに離れたこんな海域まで、駆逐艦を出してまで一隻の北朝鮮船を救助しなければいけなかったのは一体何故なのでしょうか。
そもそも北朝鮮船は日本の領海のすぐ外のEEZ で何をしていたのでしょう。
そして、日本政府もいつになく強硬なのも気になります。
確証はないのですが、この事件で韓国にとって隠さなければいけないことが、他に存在するのかもしれません。動画をきちんと公開したことは適切な判断だと思います。
20101年、尖閣諸島で中国漁船が海保の巡視船に執ように衝突を繰り返す事件があり、この様子を海保が録画していました。ところが、日本側の対応を不満に思った海保の職員がこの動画をYouTubeに公開、大騒ぎになりました。この事件をめぐって日本政府の対応も、流出についての捜査も見苦しいほど二転三転します。
それはともかく当時の政府内でも録画を公開すべきという意見がありながら、踏み切れずに流出という事態を招いた後味の悪い展開でした。
今回の問題と性格は違いますが、SNSが発達し、街角のいたるところに防犯カメラがある時代、「隠す」という発想は捨てるべきであり、その意味で適切な判断だと考えます。
毎日新聞の社説は韓国の対応についてこう指摘しています。
「不可解なのは韓国側の説明が変遷していることだ。当初は北朝鮮の漂流漁船を捜索するために火器管制レーダーとは異なるレーダーを使ったと主張していたが、防衛省から周波数などが異なるとの反論を受けるとレーダー使用自体を否定した」
日韓は同盟国です。その意味をお互いが噛みしめる展開を期待します。