【糸井重里】今、ほぼ日が「リアル」を重視する理由
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注目のコメント
濱口秀司さんはほぼ日を「普段の生活で、ふと立ち止まって考える楽しみを提供する会社」と評しましたが、このインタビューがまさにそうでした。
糸井さんの言葉を聞くと、自分の頭の中が回転し、「そうか!」と気づきを得る。そんな体験でした。伝える行為ではなく伝わる内容が重要。メディアの4C(コンテンツ、コミュニティ、コンテンツ、コンベア)が指し示すように、メディアは文化である、ということ。おもしろさを追求するむずかしさ。
- 言葉って、単語を発しても全ての意味を伝えたことにはなりません。単語と単語のつながりや、単語の奥に潜んだニュアンスによって、意味は大きく変わってくる。
- デジタルは、命を削らなくても配ることができる、素晴らしい仕組みです。でも自分が受け取る側に回ったときに、おもしろくないんですよ。僕はやはり、受け手がどう思うのかを大事にしたい。
- そのためにライブが重要なんです。ほぼ日の学校も、映像や音声で古典のおもしろさに気づいて、「でも何か足りない」と思って、現物を見るという流れが起きる。そういう組み合わせが起きればいいなと思います。そのときの自分にとってNPは熱量が高すぎるかもと思ったときにほぼ日を見に行くようにしているので、NPに糸井重里さんが出てきて追われてるみたいで超びびりました 笑
日々の生活の中で小骨が刺さったようにちょっと気になることへの答えや考えるヒントが詰め込まれたインタビューで、書きたいことがたくさんたくさん出てきます。
でもここで言葉にするのは何となく「本当に大事なことが伝わらなくなる」気がするので、「言葉で伝える努力」は別の場所でやろうと思います。
とりあえず、読んだ後のほっと温かい気持ちと、こういう存在であれたらいいな、という気持ちだけ残しておこうと思います。