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今年5月5日、衝撃的なYouTube動画がアップされました。

「This is America」と題されたチャイルディッシュ・ガンビーノによるこの動画は、強烈なアメリカ社会への風刺を、コミカルかつショッキングな映像描写で表現したもので、世界中で爆発的な話題となり、数日間で一気に億単位の再生回数を記録しました。

その時驚いたのが、映像を担当したディレクターが明らかに日本人の名前だったこと。しかも、調べてみると、米ドラマの『アトランタ』のディレクションでも、米国の賞を次々と獲得していたことでした。その人物、ヒロ・ムライ氏は今米国で一番注目のフィルムメーカーとして、米主要紙がこぞって取り上げています。

ただ、驚きはそこにとどまりませんでした。

聞けば、そのムライ氏が、YMOを世界へと送り出したことで知られる村井邦彦氏の息子だったことです。記事を読んでいただければわかりますが、村井さんは1960年代から、日本の音楽を世界水準に高め、それを世界へと紹介することに心血を注いでこられました。

YMOは今でも若い世代にまで語り継がれていて、ヒロ氏の周りでも多くの米国人たちが聴き漁っている、と。こうやって、文化が国境を超えて伝承されていく風景は、聞いているだけで、純粋にいいなと思いました。
10年位前、ピチカートファイブの小西康陽さんが村井邦彦さんの作品集をディスクガイドに挙げていたので買ったんですが、確かに洒脱なアレンジが多く、ユーミン、YMOメンバーなどあの当時のシティポップ文脈の渦中にいた方と言われ納得です。

しかも三島由紀夫や安井かずみなどの文化人が集うサロン的存在だったイタリアンキャンティを作った川添浩史さんの息子さんと友人だったとか、当時の「伝説」は本当に狭い人間関係で生まれていますね。まさにsmall circle of friends。

これは19世紀のモンマルトルでも80年代のNYでも現在のシリコンバレーでも同じですが、例え内輪と言われようと「化学反応」は人間同士が刺激を与え合う濃密な関係が影響するんだと実感します。
ファッションも同じかも↓


要するに音楽の歴史はすべてパクリなんですよ。正しくパクるか、正しくなくパクるか、その違いがあるだけです。正しいパクリの上に独創性がキラリと光る作品がよいのです。


また、YoutubeやSpotifyなどの新しいプラットフォームのおかげで、若い世代が昔の音楽を「再発見」できるようになったというのは面白い環境変化ですよね。流行の消費は早まっている一方で、世代を超えた共通言語ができるイメージは良いな、と!
敬愛する村井邦彦さんのインタビューをNPで読めるとは、驚きのサプライズです。
"正しいパクリの上に独創性がキラリと光る作品がよいのです。"
正におっしゃる通り金言です。
1000年前ぐらいまで遡り、音楽を聴いて、作品作りに活かすというのは凄みを感じます。
歴史を知る意味は、どの業界でも大きいです。

年末の紅白は、昭和と平成が、伝統と若者文化が、JAPANとU.S.Aが、紅組と白組が、渾然一体となった祭りというか、カオスでした笑
ジャズやクラシック音楽もすべて聴き直したらいいと思います。要するに音楽の歴史はすべてパクリなんですよ。正しくパクるか、正しくなくパクるか、その違いがあるだけです。
正しいパクリの上に独創性がキラリと光る作品がよいのです。

『ひこうき雲』はさかのぼればバッハまでさかのぼることができます。
千年の音楽遺産を踏まえた上で、独創性をキラリと光らせる。きちんと踏まえるものの上に、新しいものを付け加えるという王道が世界で評価される、ということを、一種の天才村井さんがおっしゃるのが面白い!
効果的なサンプリング、カバー、アップデートとして参考に!
この連載について
2019年の4月30日をもって、平成という一つの時代が終わる。この30年で日本は、どのように変わったのか。 本企画では各ジャンルの有識者が「平成という時代」を自らの仕事、人生とリンクさせながら語るとともに、「平成の次の時代(ポスト平成)」についての思いを語る。