ソニーがToFセンサー来年量産へ、スマホの3Dカメラ需要狙う
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TOFセンサーは距離計測、SLセンサーは形状パターン認識。
どちらも光源は赤外線半導体レーザーを使うという理解。
TOFセンサーについて、ソニーは以前よりベルギーの会社を買収して開発を加速させてきた。今後、記事の通りApple向けなどで花開くとすれば、開発してきたこと自体に先見の明があったということにもなろう。
TOFセンサー自体は富士通のスマホなどでは虹彩認証技術に採用されてもきた。
技術的な面で考えれば、これらは似たような技術なのだろうから、SLセンサーもやろうと思えば出来ただろうし、Appleからも2014年あたりにFace IDの立ち上げのための相談があったと考える方が自然な気はするが…。
仮説だが、ソニーはモバイルセキュリティ/モバイルペイメントにおける顔認証のトレンドは読み切れなかった…とも言えるのかもしれない。
TOFセンサー自体はさまざまな分野に応用が可能で車載であれば自動運転の物体との距離認識、モバイルであれば顔認証やら虹彩認証、またはAR用途での距離計測などに使える。ただし、車載の場合は測距可能な距離がモバイルとは異なってくるため、Radar/LiDAR的な使い方は難しいのではないか。私はToFセンサに詳しくないのですが、ToFはTime of Flightを指し、光源から当てた光の反射時間で距離を測るというもののようで、ソニーは画素ごとに距離を測定する撮像素子を開発しているようですね。距離測定のために光源を光らせる必要がある気もしますが、いずれにせよスマホに3Dカメラを搭載すると、画像アプリやゲームなどでAR的な使い方ができそうな気がします。さらにロボット、ドローン、自動車などへの展開も狙っているようで、楽しみです。
https://www.sony.co.jp/SonyInfo/News/Press/201706/17-059/2015年に買収したSoftkinetic Systems社の技術のようですね。
http://eetimes.jp/ee/spv/1510/08/news144.html
測距というとカメラ用途以外では工業用の寸法計測やら膜厚の計測機しか思いつきませんでしたが、上記の記事にある「マシンビジョン」という単語を見て、活躍できる場が見えた気がします。VR、車載もいけるのでしょうか?機械の視力が良くなるとアイデアが広がりますね。
ひとまず、例の丸っこい掃除機が迷子にならなくなる日は遠くなさそうです。