元暴力団幹部ら2人の死刑執行 93年以降、1年で最多
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死刑は、確定してから6ヶ月で執行することが法で定められていますから(ただし、再審請求があった場合は、その手続きが終了するまでの期間は6ヶ月に算入しない)現状はむしろ法を無視してる状態です。
今年はオウム事件の死刑囚の執行がありましたし、死刑執行の数は注目すべき点ではなく、考えるべきは、1人が再審請求中だった、という点でしょう。
再審請求中は慎重に判断すべきですが、一律執行すべきでない、というのは行き過ぎで、ケースバイケースだと思います。
新しい証拠の提出予定があるなど、少しでも見直しの可能性がある場合は執行は控えるべきですが、一方で、執行回避のための請求(単なる時間稼ぎ)であることが明らかで、判断が覆る可能性が全くない場合は、執行もありえるでしょう。最多になったのはオウム事件の影響ですが、今回の死刑執行はそれとはまた別の意味を持つかも知れません。というのも日産のゴーン元会長の長期勾留に海外から厳しい視線が集まっている最中の執行だからです。日本の刑事司法の特異性の一環として位置づけられると、いろんなところで議論を巻き起こす可能性があります。