[東京 25日 ロイター] - 正午のドル/円は、ニューヨーク市場午後5時時点に比べ、ドル安/円高の110円前半。

朝方の取引でドルは110.05円まで下落したが、その後は、日経平均が前営業日比で1000円を超える下げ幅となったにも関わらず、110円前半で下げ渋った。

下げ渋りの原因は「クリスマス休暇で海外勢の参加が極端に細っているから」(証券会社)とされ、110円割れは時間の問題との見方が多い。

さらに、110円以下には強固なテクニカルサポートもないとされ、「110円を割り込めば、次は108円台が視野に入ってくる」(FX会社)との見方もでている。

また、ドルが110円を割り込めば、輸出企業によるドルの売り遅れが意識されやすいうえ、M&Aや証券投資をヘッジなし、または、低い為替ヘッジ比率で実施してきた企業や金融法人では「ドル売りヘッジ」のニーズが一気に高まることが予想され、円高に拍車がかかりやすいとみられる。