急成長ベンチャーの失敗から学ぶカルチャー戦略の秘訣
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会社のミッションやカルチャーを浸透させることはすぐに効果が出るわけでもないので短期的な施策ではありません。ジワジワ浸透していき、ある時点で急速にその効果が出てくる中長期的な施策です。また、一度浸透したとしても成長していく会社には新しいメンバーがどんどん入ってくるのでこの浸透させる取り組みは終わることのないものです。また、色んな環境変化により人は良い方だけではなく悪い方にも変わります。トップを含めたリーダー陣は、これらの取り組みを永遠のテーマとして取り組む意識と覚悟が必要なのだと常日頃から思っています。
戦略シリーズ第3弾は「カルチャー戦略」です。みなさんに、非常に示唆に富むお答えをいただきました。
みなさん共通しておっしゃっているのが、
・ミッション・ビジョン・バリューをとにかく早期に明文化
(言語化しないと共有・見直しできない)
・浸透施策は徹底して繰り返す
(命令の類では機能しないので、上層部からの実行が効果的。また、現場で自律できるよう仕組み化。全体最適と個別最適の呼応をとる)
・バリューフィット・カルチャーフィットの人材採用の徹底
(本シリーズ第1弾の人事戦略と通底しますね)
でしょうか。
人は文化なり、文化は人なり、が、生々しい組織づくりの事例を通して、伝わってくる記事になったかと思います。僕も取材を受けるとよく「今困っていることは何ですか」と聞かれます。急成長をしていると、それに伴って成長痛というものが必ずついてくるものだと思っています。その痛みにも正面から向き合えているから、いろいろな課題も解決しながら事業を拡大できているのだと思います。あまり失敗を引きずるタイプではないのですが、グローバルスタートアップならではの人に関する課題が多い気がします。