リーマン級危機が今来たら日本は本気でまずい訳、金融政策超入門
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3ページ目のグラフを見れば、リーマンショックのとき日銀は何もしなかったことが分かります。だから危機を抑制できませんでした。たしかに政策発動余地が小さくなっているのは事実ですが、現執行部は何かしようという姿勢があるだけ期待が持てると思います。
リーマンショック時は、世界の金融機関がレバレッジを大きくしていましたので、マグネチュードも大きなものになりましたが、現状は、先進国の金融機関はレバレッジを抑制してきましたから、同様のことは起きないでしょう。
もっともバブルは形を変えてやってくるといわれるように、別のところからのショックがあるかもしれませんが。
一方で、中央銀行の金融政策は時間を稼ぐ政策で、その間にアベノミクスでいえば第三の矢をしかけないといけないわけですが、規制緩和などはなかなか進展していないのも現状です。「消費者にとって価格の下落はうれしいことですが、回り回って給料が減り、人々がおカネを使うのを控えるようになる。すると企業はさらに価格を下げて……というドロ沼にはまり、経済が停滞していく恐ろしさ」
過度な値下げ要求してくる客先にはこうゆうことを教えたいですね。