Pinterestは来年4月に株式公開の予定
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もはや老舗スタートアップ(矛盾した言語ではあるが2009年設立の10年企業)という感のある、オンラインマーケティングツールとして定着したピンタレスト。
売上はともかく赤字が大きいとの従来報道だったゆえ、来年に向けて市況の不透明感のあるなか余談は許さなさい、引っ込める可能性も十分あるでしょう。
私は同社のようにオンラインに事業リソースが閉じた純粋インターネット企業で、特にコンシューマ向けについては総じて、その産業成長、ユーザ母数成長の旬は過ぎ、またプラットフォーマーの水平寡占が強いため、上場後の成長はかなり厳しいと考えています。直近の例はSnapでしょう。Pinterestが来年4月に120億ドルの時価総額で上場の見通し。
2017年7月の直近の資金調達時のバリュエーションが123億ドルだったので、もし120億ドルとなれば直近の調達時の時価を下回る水準での上場となってしまう。
既報のとおり、UberもLyftも来春めどに上場とのことなので、大型IPOが続く。この2社が先に出たとしたら、Pinterestにとっては大きな試金石に。売上が2017年は$500m、2018年は$700mとのことなのだが、利益が出ているかは不明。もし直近四半期ででも黒字化していればUber/Lyftとの大きな差別化につながる可能性ある。シリコンバレー発で定着したC向けサービスの中では数少ない、日本国内ではトンと伸びなかったサービスPinterest。楽天が6年前に出資した持分は相当リターン高そう。