医学研究者からプロデューサーに、日本映画復活の勝算

2019/1/10
映画制作会社「Tokyo New Cinema」を設立してわずか4年。国際映画祭に作品を送り込み、賞を受賞するなど、世界の映画マーケットの中で、勝負し続ける若きプロデューサー木ノ内輝氏。
ハイリスク・ハイリターンと言われる映画業界に、門外漢ながら乗り込み、携わった映画を全て黒字化させる若き異才だ。この勝算はどこにあると思ったのだろうか。その戦略を聞いた。

日本映画は安すぎる

──ハイリスク・ハイリターンと言われる映画業界で戦に参入した理由は何ですか。
理由は2つあります。