(ブルームバーグ): 大正製薬ホールディングスは19日、米ブリストル・マイヤーズが子会社を通じて保有するフランスの医薬品製造販売会社UPSAの発行済み全株式と資産を取得し、子会社化すると発表した。取得額は約16億ドル(約1800億円)。

大正薬の発表資料によると、両社は19日に株式と資産の譲渡契約を締結。2019年6月下旬までに譲渡を完了する予定。大正薬の業績や財務への影響については明らかになった時点で公表するとしている。

解熱、鎮痛薬や総合感冒薬のトップブランド製品を持つUPSAを買収することで、フランスを中心に欧州諸国での事業基盤強化を目指す。UPSAの17年12月期の売上高は4億8110万ドル(約540億円)で、営業利益は8850万ドルだった。

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