【新】ポスト平成時代を創る「アンダー30」の素顔

2018/12/21
平成最後の「2019大予測」第2部では、“ポスト平成”時代を担う、30歳以下の「アンダー30」の声にフォーカスする。
平成に生まれたインターネット・ネイティブの世代たちが、各界で頭角を現し始めている。なぜ、若手が活躍する時代なのか?
年功序列社会が崩れつつある今、若手が裁量を持てる機会が増えてきた。そのため、若くして上の世代を超える実績を生み出しやすくなった。
新しいテクノロジーがすべての産業に影響を及ぼし、ミドル・シニア世代がその対応に苦戦する中、ITリテラシーが高い若手は、軽々とそれらを使いこなしている。
誰でもインターネットで学べる時代になり、学びのチャンスも拡大した。そして、SNSの登場により、誰もが平等に発信できるようにもなった。
クラウドファンディングなど新しい形の資金調達の手段が生まれ、資金のない若手も起業や独立がしやすくなった。
日本のジェンダーギャップ指数は149ヶ国中110位と相変わらず低いが、政府主導の働き方改革の影響もあり、多くの若手の女性は主体的にキャリアを創ろうとしている。
今日から全20回に渡り、そうした時代の流れをしたたかに活かし、チャンスを掴み、さらなる挑戦に挑む「アンダー30」20人の素顔に迫る。
第1回目は、全国1724の市町村の首長のうち、最年少市長として話題になった四條畷市長の東修平氏が登場する。
【全国最年少市長】外務省キャリアの安定を捨てて、地元再興に賭ける理由
外務省のキャリアという安定した道を捨て、なぜ、東氏は地元の再興に賭けたのか? その心情に迫った。
第2回目は、弁護士の細谷夏生氏だ。
【危機管理弁護士】法律は人間が幸せに生きるためのインフラだ
「法律は人を縛るものではなく、社会のインフラ。もし、不便に感じるなら便利なように変えればいい」と話す彼女に、これからの社会と法律の付き合い方を聞いた。
平成の終盤は、テレビで活躍する芸能人の他に、YouTuberやインスタグラマーなど、「テレビの外」から若者に影響力を与える者も目立ってきた。
3回目は、伝統的メディアが報じない北朝鮮の実情や、日本のスラム街と呼ばれる大阪の西成など、社会の暗部に切り込んでYouTubeに動画をアップし続けるジョーブログが、ミレニアル世代の「メディア論」を語る。
4回目は、研究都市のつくば市で歴代最年少の副市長を務める、毛塚幹人氏にスポットを当てる。
【つくば市副市長】行政のアップデートで実現する、新しい民間コラボのカタチ
就任1年目に早速、パソコンの操作を自動化するRPA(ロボティック・プロセス・オートメーション)を、全国の自治体で初めて導入。「世界のあしたが見えるまち。つくば」という市政ビジョンの先にあるものとは。
5回目は、医師の木下翔太郎氏が登場。医学部から内閣府の官僚となり、また医師に戻るという異色のキャリアを持つ木下氏は、来るべき超高齢化社会に向け、医学的知識が高い人材が役所と医療現場を行ったり来たりすることが必要だと説く。その具体的なプランとは。
「人工エラ」や「食虫植物を模した、汚れがつかないコーティング」。6回目に登場するデザイナーの亀井潤氏が手がけるプロダクトは、少し変わったものばかりだ。
【人工エラ開発者】研究とデザインの融合が生む、「まだない仕事」
現在は人と海が共に生きるためのプロダクトづくりに励んでいるという亀井氏は、何を成し遂げようとしているのか。彼の頭の中をのぞいた。
7回目は、「問題児、求む」というこれまでにない学校「Loohcs(ルークス)」を設立中の、斎木陽平氏が登場する。自身も中高時代は問題児で、同質性を好む日本の学校の枠からはみ出してきた。そんな異端が創る、「新しい学校」とは?
8回目は、ビビットガーデンCEOの秋元里奈氏。
【農業改革請負人】農家と消費者をつなぎ、農業界の“メルカリ”を目指す
日本の農業はその流通のあり方から、農家に「良いものを作ろう」というインセンティブが働きづらい状態が長らく続いている。その問題に風穴を開けようとしているのが、農家が消費者に直売できるプラットフォーム「食べチョク」だ。農業の世界で奮闘する起業家を取材した。
加速度的に進化を遂げているAI(人工知能)。だが、英語に比べ、話者が限られる日本語の対応は遅れている。そんな中、日本語に特化した対話エンジン、「AIチャットボット」を開発しているのが、BEDORE(ベドア)だ。
【AIチャット開発者】機械に仕事を任せる時代、どうキャリアを創るか
9回目は、その共同創業者、ファウンダーの安野貴博氏が登場。人とAIが共に生きる未来を聞いた。
10回目は、ECサイト構築支援サービスを展開するBASEのCEO、鶴岡裕太氏だ。BASEで店舗を開設した数は、60万を超えた。2018年には、BASEを利用するショップオーナーが、即時に資金調達ができる金融サービスの提供も始めるなど、金融分野の変革にも挑んでいる。若き起業家が、これからの消費と金融を語る。
11回目は今、誰もが注目するある大物俳優を直撃したインタビューを掲載する予定だ。
2018年は仮想通貨に対する投機的な熱が冷めた1年だった。「なんか儲かりそう」という期待が外れて去っていった大人たちを尻目に、背景となる技術「ブロックチェーン」に根源的な価値を見出しているのが、12回目に登場するGinco CEOの森川夢佑斗氏だ。
【ブロックチェーン起業家】基礎から解説。僕らの生活はこう変わる
この技術で我々の生活はどう変わるのかを聞いた。
13回目に登場する工藤慎一氏がCEOを務めるecboが展開する「ecbo cloak」は、日本中に溢れるコインロッカー難民を救うサービスとして知られる。
【工藤慎一】本田圭佑が電撃出資。28歳「物流革命家」の野望
だが、ecboの本質は、このコインロッカーサービスにはない。将来的に見据えているのは、ECの普及で人材不足が叫ばれる「物流改革」だ。物流の未来図を語ってもらった。
14回目は、単身でシリコンバレーに渡って起業した日本人、内藤聡氏が登場。コネがないと入るのが難しいと言われるシリコンバレーの起業家コミュニティで、いかにして人脈を築いたのか。「そんなプロダクト要らない」と周りに言われた時に、諦めるべきか、むしろアクセルを踏むべきなのか。シリコンバレーで奮闘する中で得た学びをシェアしてもらった。
2018年、彗星のごとく1人の男子高校生が、音楽シーンの表舞台に現れた。15回目に登場する、崎山蒼志氏だ。圧倒的なギターの演奏力と、16歳とは思えない独特な歌詞が特徴で、音楽業界の新スターとして注目されている少年に、これからどんな風に音楽業界を変えようとしているのかを語ってもらった。
2018年は、IoTの導入が進んだ年だった。16回目は、ロボットと人間の共存を考え、研究に臨む、東京大学工学部4年生の荒川陸氏を紹介する。
【機械学習研究者】技術を介して、人の心の”すれ違い”をなくしたい
最近は人が話しているときの挙動から、内面心理の変化を機械学習で読み取るシステムを作り、論文がその分野の最難関国際会議で採択された。研究者だからこそ知る、IoT社会のこれからを語ってもらった。
グローバリゼーションが進みつつも、トランプ大統領誕生に象徴される、ナショナリズムの台頭が散見される昨今。若者は、世界をどんな風に見ているのだろうか。
第17回目は、日本と海外の子どもたちをスカイプ中継でつなぎ、一緒にダンスを踊れる場を作る中込孝規氏に世界を回ってダンスを教える意義と、国際理解の在り方を聞いた。
世界1万人の子どもにダンスを教えて分かった、国際交流の真髄
18回目は、映画会社「Tokyo New Cinema」を立ち上げた木ノ内輝氏にフォーカス。
ハーバード大学研究室在籍中にプロデューサーを務めた「Calling」がボストン国際映画祭で最優秀撮影賞を受賞。帰国後に同社を立ち上げ、製作した最新作『四月の永い夢』がモスクワ国際映画祭にてダブル受賞を果たした映画界の新鋭が語る、クリエイティブ論とは。
19回目は、経済産業省から医療AIベンチャーAillisの役員に転じた野村将揮氏が登場。
経産省でヘルスケア産業振興などを手がけた彼はなぜ、ヘルスケアを行政側ではなく産業側から手がけようと考えたのか。また、本業に加え、同世代の"哲学"を可視化する情報発信をする理由とは。
本連載を通じて、「アンダー30」が放つ強烈な挑戦意欲を感じて、2019年へのエネルギーにしてほしい。
*掲載予定は変更することがあります。ご了承ください。
(執筆:佐藤留美・川北真梨乃・岡ゆづは・泉秀一・谷口健、デザイン:星野美緒)
アンダー30の狼煙
アンダー30の狼煙
  1. 【全国最年少市長】外務省キャリアの安定を捨てて、地元再興に賭ける理由
  2. 【危機管理弁護士】法律は人間が幸せに生きるためのインフラだ
  3. 【ジョー】トップYouTuberが語る「ポスト平成」のエンタメ論
  4. 【つくば市副市長】行政のアップデートで実現する、新しい民間コラボのカタチ
  5. 【人工エラ開発者】研究とデザインの融合が生む、「まだない仕事」
  6. 【元官僚・医師】健康意識のアップデートで、日本の幸福度を上げたい
  7. 【斎木陽平】問題児上等。「新しい学校」設立でイノベーターを増やす
  8. 【AIチャット開発者】機械に仕事を任せる時代、どうキャリアを創るか
  9. 【農業改革請負人】農家と消費者をつなぎ、農業界の“メルカリ”を目指す
  10. 【29歳・起業家】小さなネット店舗が「リスクゼロ」の世界を作る
  11. 【ブロックチェーン起業家】基礎から解説。僕らの生活はこう変わる
  12. 【工藤慎一】本田圭佑が電撃出資。28歳「物流革命家」の野望
  13. 【シリコンバレー起業家】コネなしでもアメリカで勝負できる必殺技
  14. 【崎山蒼志】川谷絵音が絶賛。「16歳」ミュージシャンの本音
  15. 【機械学習研究者】技術を介して、人の心の”すれ違い”をなくしたい
  16. 世界1万人の子どもにダンスを教えて分かった、国際交流の真髄
  17. 医学研究者からプロデューサーに、日本映画復活の勝算
  18. 【野村 将揮】元経産官僚が挑戦する、アンダー30の知の結集構想