パソコンは魔法の杖になる!テクノロジー時代に必要な教育とは?
コメント
注目のコメント
パソコン一台には人生を変える力があると思っています。
実際ライフイズテックでは、これまで使う側でしかなった中高生がパソコンを使って作る側に回ったことで、大きく人生が変わった例を見てきました。
そのきっかけとして大事なのは、子どもたちが作りたいものを作れる機会を提供することだと思っています。基礎知識は確かに大事ですが、そちらから入った時にモチベーションが生まれないことが多いのも事実です。
パソコンと同時に作りたいものが作れる開発環境(最近ならUnityとかAdobeシリーズとか、小学生ならマインクラフトなどの場合も)もセットにして渡してあげたいですね。
そこから先は子どもたちに任せることもできるとは思いますが、付かず離れずの適切な学びのサポートは必要かと思います。教材や学びの場の提供、時にはエラーの相談に乗ったり、大人ができることもたくさんあります。
パソコン買って終わりにならないようにしたいですね!私がパソコンのBASICインタープリターで、初めてプログラムを書いてから39年になりますが、この間、コーディングレス、つまり、いかにプログラムを書かずにアプリケーションを作るかが研究されてきました。プロフェッショナルがコーディングレスを追究する一方で、子供たちにはプログラミングを教えよというのは、何とも皮肉な話です。私たちの目論見は、達成できないと烙印を押されたかのようです。
しかしながら、あえて言えば、BIツールなどを使えば、データ分析はコーディングレスで十分できる時代になっています(Excelでも相当レベルの分析はできます)。ですから、必要なのは、プログラミングのスキルよりも、データ分析をする上で欠かせない、統計や機械学習のアルゴリズムなど、数学に関する知識だと思います。
高校レベルの数学で、例えば、市場調査における精度や誤差、必要なサンプリング数など、データ分析に欠かせない基礎体力をつけるべきだと思いますね。エストニアに行ったときに、プログラミングやエンジニアリング領域の教育意識がすごく高いことを感じた。グローバルをみてもそうだが、これからの時代を考えていくと、やはりこの領域への理解や感覚というのは非常に重要だと思う。
あとは、やっぱりその先に創造したいアウトプットがあることが大事。インプットが目的ではなく、アウトプットする目的のために必要なインプットをすると質が断然違うというのは本当にそう思う。