【帝国データ】企業倒産、3つの「注目業界」と「キーワード」

2018/12/23
2018年を代表する倒産企業を1社挙げるとすれば、シェアハウス「かぼちゃの馬車」を運営していたスマートデイズだろう。
スルガ銀行による組織的な不適切融資問題にまで発展し、長年トップを務めた岡野光喜会長が辞任に追い込まれた。
筆者がこの会社に注目したのは2017年春頃。スルガとの蜜月ぶりは噂されていたが、取材を進めても確証は持てずにいた。
地銀の雄と持て囃されたスルガが、まさかここまで杜撰な融資を、しかも組織的に行っているとは思いもしなかったからだ。
結果として、多数のサラリーマンオーナーが、しかも大企業や士業に就く比較的高学歴で高収入の人々が、バラ色の未来を語るシェアハウス事業に多額の借金をしたうえで投資し、次々と返済不能に陥っていった。