日立がABB送配電事業の買収を発表、約7040億円
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日立の送変電は海外で強くない ー ABBの海外ネットワーク活用
送変電の自動化/IoT化、バーチャルパワープラントなどのデジタル化 ー ABBのハードと顧客インフラ活用
とシナリオは大体読める。
東芝やGEが巨額買収失敗している後だけに、合弁会社を作り、段階的に持株比率を上げる戦略。
元々はABBの利益率の方が高いので、連結した段階で満足?
でも、思いっきりは少々悪い。
世界的に発電事業への逆風が吹く中、中国勢が台頭する送変電事業への巨額投資をアナリストがどう見るか?
ちなみにシーメンスは、送変電事業を来春社内で分割再編します(発表済み)。最近報道されてきた日立の買収が正式発表されました。資料をサクッと見る限り、本件の日立の貸借対照表に与える影響は、私の読み方が正しければ資産増加+1.9兆円、うちのれん+5900億円、無形資産+5100億円となります。これに対して日立は数年間かけて株式を8800億円で手に入れる、つまり残りの負債が1兆円ついてくるのでしょうか。負債のうち純有利子負債が3300億円だと推察しました。しかしそれだとついてくる負債額は現在の総資産額と変わりません。うーむ。のちほど再確認します。
日立にとっては、原発よりは不確実性が低く、営業利益率も高く、インフラでのデータビジネスができる渡りに船の案件ですが、暖簾をみればPMIがとても重要なことが分かります。日経の下記報道時には6000~8000億円とのことだったが、
・ストラクチャーとしては8割日立、2割ABB
・株式価値80億ドルで、うち8割を日立出資
・事業価値110億ドルで、EV/EBITDAでは11倍
https://newspicks.com/news/3527463
タイムラインとしては2020年前半クロージングの予定。独禁法周りでいちゃもんが入らなければよいが…