「働きやすさ」だけじゃ、ビジネスパーソンは満足しない
コメント
注目のコメント
コンカーを立ち上げて間もない2013年の1月、全社員(と言ってもわずか13名でしたが)が参加した合宿で「5年後に働きがいで日本一の会社になろう」と言う途方もない夢を分かち合いました。
その後、事業の成長に悪戦苦闘しながらも並行して取り組んだのが「働きがい」を高める数々の活動。働きがいとは何かを考え悩み試行錯誤する日々が続きました。そして5年後の2018年1月に「働きがいある会社ランキング」でまさかの1位に。
5年間に渡る働きがいの取り組みを通じて得た学びは、働きがいを高めることは企業の競争力に直結する、と言うこと。働きがいを高めるための施策や制度は総じて”青くさく”、売上や利益など短期的な数字には無関係に見えますが、絶対にジワっと効いて来ます。
5年の間に事業の方も順調に成長することができました。様々な幸運に恵まれたこともありますが、私だけでなく社員全員で働きがいに向き合って来たからこその結果だと断言できます。
多くの方々にこうした働きがいの効能を知ってほしい。「働きがい」が高まれば、ビジネスも成長するし、そこで働くひとり一人の社員も幸せになれる。優秀な人材も集まって来る。とてもシンプルな効能です。
当社のコアバリューのひとつに「Win-Win」をもじって「Happy-Happy」と言うものがあります。お客様をHappyにすることによって自分たちもHappyになる。働きがいはまさに企業とそこで働く人々との「Happy-Happy」なのではないでしょうか。
「働きやすさ」はとても大切なテーマです。でもそこをゴールにはしはないでほしい。「働きやすさ」のステージは一日も早く成し遂げ、次のステージとして「働きがい」に向き合う企業が増えてほしいと切に思います。
ちなみに働きがいの大切さを広める活動と当社のビジネス(間接業務のクラウドサービスを提供しています)にはなんの関係もありません。あんまり頑張り過ぎていると米国本社から怒られそうですが(汗)、少しでも多くの企業が働きがいに向き合う事を願いながら地道に活動を続けて行きたいと思います。
この記事で対談させて頂いた内田先生とは、10月にビジネスブレークスルーの収録でご一緒し、その際、当社の働きがいの取り組みに共感して頂いたご縁が今回の機会に繋がりました。内田先生にはこの場をお借りして深く御礼を申し上げます。働き方に対するオピニオンは、すべてのビジネスパーソンが当事者意識をもって語れるテーマだけに、NewsPicksでも多様な意見が飛び交うことが多かったなぁと、この1年を振り返って感じます。
今回の記事は、元コンサルタント同士の「働き方」論で、「働きやすさ」と「働きがい」の違いが今回の大きなテーマです。第三者機関の調査で「働きがいNo.1」のコンカーの社社長と、元ボストンコンサルティンググループ(BCG)日本代表のディスカッション。厳しくも充足感を得られる働く環境について語っています。
みなさんは「働きがい」とは何だと思いますか?取材に同行し、構成を担当させていただきました。
「セルフブラック」との言葉が、強く心に残っています。
20代のころ、とにかくスキルを上げたかった自分も、そんな働き方をしていたからです。実際にスキルはつきましたし、お2人と同じく、毎日がハッピーでした。
それだけではありません。
ハードワークを続けられた経験は、その後人生を歩むなかでの大きな自信となりました。あれだけのハードワークに耐えられたんだから、何でもできるだろう、と。
今の自分の働き方はどうか。改めて考える気づきにもなりました。
いろいろとご縁を感じる取材でもありました。
コンカーさんならびに三村社長への取材は、今回が3度目であったこと。紹介している書籍の編集者さん、構成担当のブックライターさんが知り合いであったこと。さらには別の知り合いのライターの名前まで挙がったり。
三村社長のメソッドが広まり、ブラックではなく、ハッピーなハードワークができる環境が、多くの企業ならびに働き手に浸透すればと願います。