VWはEV用新プラットホーム「MEB」を、なぜ今用意するのか - CAR and DRIVER特選! ドライバーズ・インフォメーション
コメント
注目のコメント
Matsunagaさま
ご指名ありがとうございます。
実は詳細を知らないもので、推測ばかりになる事をお許しください。
MQBとMEBは要件が異なる様に思います。
MQBのキモは運転席と前輪の位置関係だけを固定し、その上でエンジンルーム内の配置を最適化してます。従来ガソリンエンジンとディーゼルエンジンで吸排気系の取り回しが前後逆だったのを、MQBを機に統一しました。(全て前方吸気後方排気に変更)
おかげで全てのエンジンで前輪を軸に後傾させたレイアウトとしてます(以前はディーゼル後傾、ガソリンは前傾)。
これで全てのエンジンで前輪荷重が整い、耐クラッシュ性能も統一。車種別の特性も揃えた。エンジンルームの設計統一、それ以外はお好きにどうぞ、コレがキモです。
MEBも同様にエンジンルームの設計は統一したいのでしょう。
しかし、バッテリーは床下の二重底。
エンジンルームはコンパクトになり、耐クラッシュ性能は変わります。エンジンルームは潰れ易く、フロアは剛性上がるので強固。
更にはゴルフ7始めMQB採用車は全高を以前より下げてますが、床下バッテリーのMEBは床が高くなるので、着座位置は上がり、乗員の頭部位置が変わる。耐クラッシュテストでは頭部加速度を取られるので、ここの要件も変わる。
って事で、やっぱEV用にMEB設計しなきゃダメだわ、って事なんだと思います。
ゴルフ5や6時代のプラットフォームはセアト含めたグループ全体で年間2Mを想定、MQBは5Mと言う台数を想定していたかと思います。グループ全体の半分をコレでこなすと言うスゴい話。
MQBのゴルフ7のEVなんてのはホンのお遊びで、本命MEBは相当な台数をこなす想定なんでしょうね。
〈追記〉
Matsunagaさま
読んでいただきありがとうございます。
Saitouセンセのように簡潔に説明できず申し訳ないです。(しかもほとんどMQBネタ。汗)
私は動力が内燃機関だろうがモーターだろうが、大量に量産するクルマの設計製造のタイヘンさは大して変わらないと思ってます。
〈追記2〉
斎藤陽さんの仰る通り、床下にセル並べるのは昔からあるアイデアですね。キケンなLIBは室内側に寄せたいですもの。置き場はココしか無いって事ですね。鈴木さんが仰るように、主要な重量と容積を取る部品(エンジンとバッテリー)の配置・形状が違う事による、最適クラッシュモードの差が理由でしょうねぇ ザックリいうと、フロントほぼ全部潰せるので、フロントレール(特にサスより前)・Aピラー・ロッカーの強度配分が大きく変わるかと また、床下のバッテリー保護部材にキャビン保護の役割も担わせられるため、床中央部のロードパスも大きく変わるでしょうし、重心高さも変わるでしょうから、ノーズダウントリガ用のフロントレール折れ位置とその全体形状も変わるでしょうねぇ
追記
Matsunagaさま、あれまぁ 小岩ご出身で お恥ずかしながらお店のことは存じ上げませんでした、スミマセン お気になさらずに、めーったに小岩行かないもので、ワタシ 住んでた頃も世間知らずでしたので
ボデー・チャシー・サスなどの設計生産プロセスは、EVになったからといって、少ししか楽にはならないです ただ、EV化とは別のハナシが、現在の設計生産プロセスを変えていく可能性はあると思っています 例えば、自動運転の信頼性が十分向上したら、衝突設計の要件自体が下がることも多いにありえますし(そしたら衝突設計はずっと楽に)、シェアビジネスが十分浸透して、1-2年で壊れてもいい車のニーズ現れるという可能性もゼロではありません(そしたら信頼性設計はずっと楽に)
追記オワリあらゆる駆動系の共通プラットフォームであるVWのMQBを持ってしても、EV向けはMEBという少し変えたものが必要ということでしょうか。
電池を冷却する構造などが違うんでしょうかね。
鈴木智幸様のコメントをお待ちします。
追記
鈴木プロ、詳細説明ありがとう御座います。
改めてEV簡単に安く作れっこない説の信奉者になりました。
Saitouセンセイ
更なる解説ありがとう御座います。
全く関係ありませんが、私も小岩出身です。しかも小岩では有名店だった中華蕎麦屋です。