市場規模200兆円に向かう、中国EC分野の驚異的ポテンシャル
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日本企業の多くが興味を示す越境EC分野で言うと、来年から法規制が厳しくなり、タオバオ、wechatなどを生業にしていたソーシャルバイヤーに大きな打撃があります。ソーシャルバイヤーでも規模の大きなところは保税倉庫を活用し、小さなところは他社の保税倉庫を利用させてもらう仕組みで凌げなくもないですが、前ほど簡単に中国に持ってきて販売することは出来なくなります。
その結果としてブランドの天猫国際旗艦店や各越境プラットフォームでの売り上げが伸び、本当のインバウンドの購買も伸びます。一方で似非インバウンド消費である、小型免税店(大阪心斎橋周辺に多数)は打撃を受ける為、そこに卸している卸会社や一部ドラックストアチェーンも影響を受けます。
注目のコメント
今年は中国企業の上場ラッシュですね。リスクマネーにとって、上場とは利益確定。というわけで、数年後から振り返ると「2018年は中国リスクマネー、ベンチャーにとっての転換点だった……」となる予感がしています。
女性向けアパレルに強い蘑菇街は小紅書と並ぶ「コミュニティEC」の一角と評されています。ユーザーの口コミ評価を取り込むわけですが、この点ではライバルに負けているような。
テンセント系となったことで、ウィーチャットの莫大なアクセスからの送客があるわけですが、その割にはいまいち伸び切れていないような……。直近の上場が多いのは、中国の金融機関(VCやPE)が直近の米中の争いで不透明感が増しているので、リスクをとる投資を控えているからです。
そのため、大型の資金調達は個人含む株式市場からの調達にした方が調達しやすいので、上場が増えています。
この流れは今後の政治動向とそれによる投資家心理の変化次第でしょう。Moguについて詳細は把握できていないですが、中国におけるファッションECは既存のECプラットフォーマーや、KOLのライブコマース、新興のソーシャルコマースなど、既存のプレイヤーがひしめき合っています。
今後の展開もそうですが、様々な企業のファッション領域の新たな手法に期待です。