2件の殺人「告白」の死刑囚に無罪判決 東京地裁「告白内容は信用できない」
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無罪の可能性は高いと思っていました。上級審で裁かれることもあると思いますが、現段階では、被害者遺族の心をかき乱し、警察と検察に膨大な労力を使わせ、裁判員となった市民に多大な心労をかけて、いったい何をしたかったのかと被告に言いたいです。死刑囚が被告となった初めての裁判員裁判はその徒労感を法廷史に刻んだと思います。そもそも刑法は「死刑囚に他の刑は執行しない」と定めています。今回の判決結果は有罪になっても執行されないものでした。裁判員らは刑執行されない事件で、有罪・無罪と量刑の判断を求められたわけです。
そういえば、遺体は見つかったと言うことでしたよね?
死刑囚に罪を着せて素知らぬふりをしている輩がいると言うことですか?
裁判自体は、見方によっては税金の無駄使いですが、なんか釈然としませんね。>「別の事件で死刑が確定した後の2014~15年、警視庁などに新たな2件の殺人への関与を告白する上申書を提出。その内容などに基づき2人の遺体が見つかり、事件が発覚した。」
これだけだと自白の信用性ありとみれそうなものの、上申の目的が「新たな事件の話を出せば警察が、死刑判決を受けた事件も再捜査してくれると思ったため」だったとのこと。
裁判所は「告白は死刑執行引き延ばしが目的で信用できない」と認定した様子。
自白の信用性とは別に、本件は別事件の発覚と執行停止の関係が問題となるのでしょうが、「その事件」で死刑確定後、再審請求中に執行されたケースがあります。
制度運用の公平と冤罪防止の要請がぶつかる場面をどう考えるかは、立場が違えば意見も違うでしょうから難しいですね。