バイオマス発電8割動かず 人手不足、国産燃料少なく
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注目のコメント
やる前から言われていたこと。
県内の資源を当てにするプロジェクトが100件近くあるので、オーバーラップして取り合いになって破綻するのは目に見えていた。
輸入のリスクをマネージするのもなかなか大変。
知り合いにベトナムとスリランカの森持ってる人がいるので、ペレットを万トン単位で欲しい人は連絡ください笑実は、里山資本主義は日本人にフィットすると思うので賛同者が多く集まり、地方創生の一助にはなるのではないかと期待しております。
が、技術的な裏付けや現実をキチンと伝えずに良い面ばかりを謳って、結果騙すことにつながるようなことだけは避けなければなりません。
これは原発も同様なのですが、科学技術(バイオマスにそこまで感じている人は少ないかもしれませんが、、)に対する、世間一般の大いなる期待や誤解というものは非常に罪深いもので、自らO&Mするには理解可能なローテクの方が良いのですが、それを一定の規模にスケールする仕組みが必要です。
岡山県の真庭市でもペレットによるバイオ発電は10MW規模。マテリアルフロー上の回収コストが馬鹿にならないバイオマスは、まさに発想の転換としてのイノベーションが必要。
話は逸れますが、分散型電源の仮想発電所(VPP)も同様にスケールさせなければ、10電力が既に保有する調整力に比べて微々たるものになります。一定の規模が必要なことは商品としての経済合理性からは必要となりますが、それを送り届けることや回収することのコストも同時に考えなければなりません。
その点、Transactiv Energyは商品としての電力を「電気」そのものと「輸送」に分けて整理しています。キチンと理解出来てはいないのですが、下手に煽る記事や情報だけでなく、またこうした失敗記事も踏まえて、何を最低限理解して、どの地点から新しい定義と構造を再構築していくのかといった発展的な情報共有が出来れば良いと常々思っております。
永田町のような場所ではまず有り得ず、霞が関も最近はどうも流行りに飛びつくような感じが否めないので、あとは大学か、草の根コミュニティくらいしか無いのかなぁと思います。目先の数字のことしか考えないからこういうことになる。
そもそもなぜバイオマス発電なのかということを考えれば、化石燃料を焚いて海外から輸入するという選択肢はあり得ないし、また森林破壊ゼロの世界的な動きも見落としている。
もっともこうなることも事前に予見できたはずなので、制度設計でそれを防がなかったのがいかにも残念。
カーボンニュートラルのエネルギー源で考えるのであれば、バイオマスはその地域から供給される未利用材や廃棄物のみを利用して小規模に行うことが本筋。そして地域でエネルギーを使うのであれば、電力だけでなく熱も使えて、効率もさらに上がる。
なので、8割動かずではなく、そもそもの制度と計画がおかしいということ。