仏大統領、最低賃金引き上げを発表 デモ収束目指し演説
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マクロン大統領は転がり落ちるように指示を失っていますが、もはやどうすれば支持を回復できるか、ハッキリした見込みを持つ人はほぼいないでしょう。マクロン大統領の出した答えは最低賃金の引き上げと増税の凍結、というごく現実的なものでしたが、これで黄色いベスト運動のデモが収まるか注目されます。実のところ、極左のいう既得権益の徹底した解体もおそらく賢明な解答ではなく、極右のいう移民・難民が悪い、というのも現実の十分な理解ではありません。しかし、マクロン大統領の回答は十分な支持を得られない可能性が高いです。
これまで毎週土曜日に主なデモが行われてきたので、次の土曜日、12月15日には決定的に大規模なデモでマクロン大統領を辞任に追い込もうという声もあります。これまでの黄色いベストのデモは、パリだと多い時でも4万人程度で、これはパリのデモとしては大規模な部類には入りません。しかし、危機にうまく対処できたかどうかで、政治家の評価は大きく上下されます。1968年に散々デモと暴動に退陣を迫られながらも、解散総選挙に打って出て軍と有権者の支持を固めて圧勝したド・ゴールはやはり20世紀のフランス最大の政治家でした。正確には、“La hausse de 100 € / mois pour les salariés au SMIC passera par la revalorisation accélérée de la prime d'activité”なので、毎月100ユーロの活動手当を請求できる、とのこと(請求しないと頂けません。)ですが、この活動手当の出所は私達が収めている社会保障です…💸
今週の土曜日は、職場にたどり着けるだろうか…☹️