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ブロック塀業者陳情「風評被害、ボディーブローのよう」

朝日新聞デジタル
大阪北部地震で大阪府高槻市立寿栄(じゅえい)小学校のブロック塀が倒壊し、登校中の4年生の女児が死亡した事故で、全国建築コンクリートブロック工業会(東京)など業界4団体が10日、高槻市に陳情書を提出し…
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何度も申し上げておりますが、ブロック塀の倒壊というのは歴史の長い問題であり、その経緯については拙稿ですが①でまとめております。
ブロック塀の倒壊により初めて人命が失われたのは1962年の宮城県北部地震であり、実に半世紀以上も昔から起こっていることです。
地震直後などは、②のようにTwitter上などでブロック塀の注意を喚起する声がそれなりに起こっておりましたが、もうほとんど忘れ去れている印象を受けています。
結局、この倒壊事故については③の第三者委員会の調査では「設計・施工不良や腐食による耐力不足が事故の主原因と考えられる」と結論づけられております。

今回の陳情については、賛同こそできませんがひどく同情できます。
全てのブロック塀が危険ではなく、適切な施工・メンテナンスがされなかったものが危ないというのはその通りなのですが、その責任の一端が同工業会にあることは間違いありません。
同工業会のHPでは、「大阪府北部地震を受けて」と題された声明を地震後早々に2度出しておりますが、それ以降は12月10日現在まで当問題に関するリリースや活動報告は確認されません。
(例えば、日本建築学会は6/29に「危ないコンクリートブロック塀の見分け方 」というパンフレットを公開しています。)
これはちょっと、「先にやることがあるのでは」と突っ込まれてもしょうがないと思います。
一方で、半世紀以上も前から人が死んでいる問題であれば、それを看過してきた社会と大人が広く考えるべき問題であるのも事実です。
陳情に至った心中を察することは容易です。

何より、この問題の裏に根付いているのは我々の生活を支える土木建築に対する社会の無関心と、それを良しとする建設業界の体質です。
小学生が亡くなるような事故が起きてようやく気づいたふりをするのも束の間、半年もすればすぐに忘れてしまうような大人が多いのであれば、耐震技術がいくら発達してもこの国が地震に強くなることはありません。
ブロック塀よりももっと大規模なことが、木造建築や鉄・コンクリート構造物の老朽化で近い将来必ず起きます。

参考

https://newspicks.com/news/3124271

https://newspicks.com/news/3132616

https://newspicks.com/news/3420179
大阪地震から約半年。安田さんのコメントを是非見ていただきたくPick。
経験したことから学び、修正することで社会は進化してきた。日本は地震とともに暮らさなくてはいけない国、風化をさせてはいけないと思う。
そういえば、メリケンでは全く見ませんねぇ、ブロック塀 ニホンではよく見る印象が 地震多いのにねぇ