新着Pick
1151Picks
Pick に失敗しました

人気 Picker
日頃取材をしていると、「こんな返事が返ってくるんだろうな」と想像がつくこともそれなりにあるのですが、川谷さんの場合は質問しまくっても、どんな答えが返ってくるのか、全く予想ができず、緊張と興奮が入り混じりました。

それなのに、実は返ってくる答えには一貫性がある、という本当に底が見えない方だな、と…。

今回、一番痛烈に来たのが、「枯れる人はインプットをしてないだけ」という話です。そしてインプットにはエネルギーがいる。だから、みんな過去の遺産で作ろうとして、枯れていく。

実は、私がこれまで取材した数少ないミュージシャンの中でも、極めて尖った人たちが同様のことを言ってました。宇多田ヒカルさんとのコラボが話題の小袋成彬さん、そしてAmPm左さんです。川谷さんは、それをダメ押しのように明瞭に言語化していて、もう確信に近づきました。それぐらいに、多くの人が音楽を聞かずに、音楽を売ているのかもしれない、と。

もう一つ、ストリーミングサービスについての川谷さんの言葉も、残酷なまでにクリアに現状を捉えています。特集では「日本のサブスクリプションはなぜダメなのか」の裏側を一言で表してしまっている気もします。

音楽だけでなく、日本の環境はともすれば、ネガティブにも見えますが、それでも運命論のようにただひたすら音作りに邁進する川谷さん、次に何をしでかすのか、ぜひ見守りたいです。
----東洋と西洋が逆転している
今はもう世界が逆転しちゃってて、逆に、東洋、アジア人が「かっこいい、モテる、おしゃれ」みたいになりましたよね。-----

アジアシフト、という事をこの数年色んなところで私も言い続けていますが、経済、地政学、テックだけではない、当然カルチャーもそうなるよね、という話で大いに頷ける話でした。
ソフトパワーはハードパワーに完全ではないにせよ相関するという事でもある。
流石にセンスが良い方だとお見受けします。


一方で

ーー日本は絶対変わらない
音楽だけじゃないと思うんです、すべてがそうで。電子マネーがこれだけ広がらないのもそうですけど、全部保守的というか。高齢化社会もあるのかもしれないですけど。
だから、音楽がどうのこうのというよりは、すべてというか全部遅れているので。ーー

これは確かにそういう傾向は多々あり同情しなくもないのだが、正直「お若いな」という印象。

「全部」とか「絶対」という感覚に若い人はなりがちなのですが、実際そうでもない、という事が世の中殆どです。
日本が少なくとも「一部には」で優れている産業、企業、文化、地政学的競争力はまだまだあります。
日本の外で生活して仕事をすると尚更実感することもありますよ。無論逆もしかりですが。

若いとどうしても今のパラダイムが永遠に続く感覚を持ってしまいがちだが、いかなる時代も歴史は繰り返す、だめになったら良くなり、繁栄が続くと廃れる。
例えばあと数年で団塊の世代が総引退する。それだけでも大分景色は変わります。
川谷絵音ってナチュラルにすごいアーティストなんだね。
「紳竜の研究」のXとYの分析の話とまったく同じ。
http://fujipon-cpa.com/archives/1213
意外すぎた!深く考えるタイプではないのか。とにかく音楽を聴くのが好きで、音楽をインプットしてるから自然とアウトプットできて枯渇することがない。

本田圭佑さんも「好きな事だけでは食っていけない。これ違う。大して好きじゃないから食ってけるレベルに到達できないのであって、時間を忘れるくらい好きな事ならどんな事であっても必ず食っていける。」と言ってましたが、共通する部分があると思いました。
音楽は、究極は、インプットしてアウトプットするだけなので。
だから、音楽聴くのを諦めた人が枯渇しているだけ。という部分、仕事全般に通じる気がしてギクリとさせられます。
日本は変わらないことを観念していて、変えようとも思わない。
この点でいうと僕も格闘技界に対して、大義がなく、業界を変えようとは思わないです。自分が好きなことが好きにできる環境があれば、良いのです。自分がやりたいことをやれる環境をつくることには全力を注ぐけれども、大義を持ってやることはないのです。やはりアーティストは他人に興味がない。
川谷さんの才能を成り立たせているのは、圧倒的な「好奇心」。来年に向けて、ありとあらゆる方面で、爆発的な活躍をしていく人だ。
jojiは良いです。ボンイヴェール聴いた時のインパクトに近い。
ボンのアメリカのカントリーの割に北欧に近いサウンドの透明感は
無いけど、なんか陰鬱なココロが、近いというか。
川谷さんは、関節柔らかいというか、二次的に貝殻を喪失した軟体動物門みたいですね。身体も感性も柔らかい。
dirty projectも面白い。トーキングヘッズみたいな処もあるけど
あんなに型にはまったスタイリッシュじゃなくて、かなり自由
グレイトフルデットの、感覚にも近いけどもっとオシャレだね。
感覚でやってる感じ。
僕は、shizuma project名義で、
英語で結構曲作って発表もしてきたけど
なんか語学力がないので何時も歌詞で挫折する。

確かに世界と勝負するには、ハーフ、クォーターの様に生活の中に
英語がある育ちをした若い人に期待するしかなさそう。
才能探すならアメリカンスクールとかに稀にいそう。
他人の評価は気にしない、気負うわけでもなく自分の人生を自分でコントロールしている稀有感がとても素敵だと思いました。とても魅力的な人ですね。私は人見知りするのですが、会って話してみたいなとすごく思う数少ない1人です。
『例えば、アートでも、僕が絵を買ってそれをインスタに載せたら、「誰でも描けそう」みたいなコメントがワーッとつくんですよね。音楽もそうで、良さが分からない。結局、それは聴いてないから。』

これ、写真でもそうですね。
写真が日本ではアートの領域に行けない、誰も写真を買おうとしないのは、「このくらいならオレでも撮れそう」と思ってしまうから。
写真を「鑑賞する」という訓練を経なければ、写真を「観る」ことは出来ません。
観ているよという人もいるでしょうが、そういう人は大抵「ネット上」で「こねくり回した画像」を有難がっているだけです。
この連載について
2018年、音楽シーンが大きく変わった。ストリーミングサービスの登場で、音楽の国境はさらに消えていき、アジアの音楽家たちが全米を制覇した。さらに、次なる時代に向けて、アーティスト自身が全てを決め、ヒットを生み出す動きが広がる。その最前線を徹底レポートする。