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グローバルなヒットの時代に「日本人」か否かというのは、もはや重要なポイントではありません。だが、自らも日本でクリエイティビティを育んだと公言しているJojiのことは、もっと日本人も知っていいのでは、と感じます。(特に今年は大坂なおみさんの躍進もあったわけですし……)

特に、日本ではあまり感じられませんが、全米でアジアカルチャーが勃興しているのは、大きな実感を増しています。事実、88Risingも音楽メディアだけでなく、CNN、ブルームバーク、Business InsiderなどThe New Yorkerなど、大手でメディアがこぞって取り上げるほどになりました。

誰もアジアがかっこいいと思っていなかった世界に、そのクールさを打ち立てた仕掛け人へのインタビューは、凄まじい熱量を感じさせるものでした。(クールジャパンも何かの参考にできないか)。また、誰もが参加したいと思わせるムーブメントの熱狂は、あらゆるビジネスに重要なことなのかもしれません。
今、世界の音楽シーンの中心は、間違いなくヒップホップにあります。しかし、今年フジロックで来日し話題となったケンドリック・ラマーも、サマソニで来日したチャンス・ザ・ラッパーも、Spotifyの再生回数で不動の1位を守り続けるドレイクも、カニエもASAP MobもTravis Scotに凶弾に倒れたXXXTENTACIONと、挙げればきりが無いくらいシーンの中心は黒人アーティストで、白人アーティストで今年一矢報いたのは昨年亡くなったリル・ピープとポストマーローンくらい。

そうした中で、アジアから本国アメリカでヒットチャートを駆け上がっている88rising。昨年、テレビ朝日の『関ジャム』でtofubeatsが上半期ベスト5として紹介したことで少し話題にもなりました。その創業者のショーン・ミヤシロ氏が、「We come from a total punk-rock vibe.」と語るように、完全なるアンダーグラウンドシーンからの躍進はストーリーとしても本当に面白い。

個人的にも、88rising名義で出たアルバムの中の「Midsummer Madness」は今年のベストの1曲です。
先日WEEKLY OCHIAIで落合陽一さんと川谷絵音さんが「アーティストは他人に興味がない。自分の好きな作品を作って、。それを観てくれる、聴いてくれる人がいる状態が幸せ」というような発言をしていました。

ただしエンターテイメントには拡大路線(?)という系譜もあります。古くは矢沢永吉さん、今ではEXILEのLDHにはそういった志向を感じます。LDHのミーティングの雰囲気はどことなく拡大志向の飲食チェーンのような感じですが、ここに出てくる方々はスタートアップに近い感性ですね。
ヒエラルキー意識は高くなく、旧来型のライブハウス→インディーズ→メジャー的な手順とは関係なく世界と繋がる軽やかさ。初期衝動はありつつもマーケットは意識していることなど。

因みに日本の音楽で可能性があるのはシティポップとラッパーがおっしゃるのは意外でした(笑)。確かに80代の山下達郎、竹内まりや、大貫妙子、吉田美奈子など、洋楽に影響を受けたアーティストのレコードがNYのレコード屋で高騰してると聞きます。実際ブルックリンのセレクトショップに山下達郎のレコードが飾ってあったり、どうやらお洒落なものとして認識されているようです。因みに竹内まりやさんの初期の曲が現在動画で2400万再生されコメントのほとんどが外国人です。https://www.youtube.com/watch?v=3bNITQR4Uso

確かにもうすでに下地はできているように思います。
上質の良記事です。インターネットの登場で世界の音楽シーンは想像を超えるスピードで激変しています。その最前線を見事にとらえています。
「それまで誰も見向きをしなかったアジア発のラップ/R&Bのアーティストの楽曲で全米チャートを制覇したのだ。しかも、これまでの音楽資本ではありえない、ネット世代ならではの手法でだ」
わくわくしながら読みました。2年前に出版された柴那典氏の「ヒットの崩壊」は、CDが売れまくった時代より、CDが売れない今の方がアーティストの一人当たりの収入は多いという驚きの事実を指摘しています。YouTubeを使ってコアなファンを掘り起こし、ライブを重ね、そこには少人数でも確実な集客がある、という今の音楽シーンを見事に描きました。
この記事は、そんな日本も世界から見るとCDが群を抜いて売れる「遅れた」国であり、世界の音楽シーンはもっと先を行っていることを教えてくれます。
日本人だけが知らないことは本当に多い。それはクラシック業界も一緒だ。なぜなら英語を読むことに慣れていないからだ。
良くも悪くもインターネット上の最新の情報のほとんどは英語である。それを読んだり見たりできないのだから…

昨日もニューヨークタイムズの権威ある報道、Best Classic 2018に重松みかが世界初演の女声の主役を務めた An American Soldier の作曲家が選ばれた。この作品のデキで選ばれたのだ。もちろんすでにNYTのネットで読める記事である。それを支えたのが日本人キャストだなんて素敵なことだと思う。でも日本ではこの作品自体の報道がされない。全米であんなに今年の目玉だったのに。アメリカで一番元気のいい歌劇場が今セントルイス歌劇場であるなんてことも誰も知らないから仕方ないのだが。

アジアと世界の距離は本当に近くなっている。オペラの世界でも中国と韓国の歌手が世界を席巻しているのだ。日本だけが出遅れている。

ちなみに例えばタイの大学の教科書は英語の本である。本当に日本だけなのだ。ガラパゴス化しているのは。
"K-Popといえば、韓国の資本をバックに、徹底したマーケティング分析を武器に、過酷なまでのダンストレーニングや語学勉強をアイドルたちに叩き込み、"
この作り上げられたダンスと歌と語学の凄さはジャニーズをはじめとする日本人アイドルのゆるいダンスを見てきた日本人には衝撃でした。
アメリカではどう受け止められてチャートを登って行ったのか。アングラで自由な雰囲気に現れた突如の旋風だったのかな。いずれにしてもここまでアジアがチャートに現れてくるとジャンルの違いを超えて東洋と西洋と人種の架け橋になってほしい。
ジョージ・クスノキ=ミラー https://yuinozikan.hatenablog.com/entry/2018/07/05/200051 やりますね。
陰鬱でメロディアス、北米のラッパーとは、一線を画する処が良いです。個人的な感想としては、2012年にグラミー賞のオルタナアルバムを受賞し、席巻したボン・イヴェールの繊細で透明感のある陰鬱さに近い感覚を感じました。とても好印象なトラックです。

ミヤシロさんが言うシティポップは、プロデューサーだと村井邦彦さんや、牧村憲一さんが創ってきた音楽なんでしょうけど、
最近だと矢張り スカート、cero そしてブレイクはしてますが、
Suchmos辺りの音楽を指す様な気がします。
ピンクガイとして完全コミック路線だったJojiを見出しこれだけメローな音楽世界を切り開かせたミヤシロ。2人の出会いと友情と成功は、映画になりそう。ストーリー性抜群です。このコメントもJojiの音楽を聴きながら書ける。なんて素敵な時代なんだ!
「Rich BrianとJojiの快挙は確かに、「アジア」のかっこよさを全米のど真ん中に植え付けた。「この達成は、ほかのアジア人が誰もしたことないことだよね。だけど、俺にとってそれは誇りではあるけれど、驚きではない。世界は確実に小さくなっているし、俺達は東洋と西洋の距離を少し近づけられたと思っているよ」ミヤシロは、この快挙を振り返り、こう話す。」(記事引用)

東洋と西洋。あまりに大きすぎる分類であり、漠然としたイメージでしかとらえられないカテゴリーとして、しかし、強固な観念として、歴史を通底してきた。もし世界をもっともシンプルにカテゴリー分けするとしたら、東洋VS西洋という軸と、聖なるものVS俗なるものという軸のマトリクスにすると、大きな発見が期待できる。神(聖なるもの)をどういう観念でとらえるか。生活(俗なるもの)に聖なるものはどのように浸透しているか(あるいは分断されているか)。このマトリクスに現代社会のさまざまな事象を当てはめてみると、かなり深いところを知ることができると思う。
こういう日本人が知らない日本という切り口はこれからすごく大事になってくると思います。そういう括りすら本来は意味ないんだと思いますが、やはり外に目を向ける一つのきっかけになる。良い記事。
この連載について
2018年、音楽シーンが大きく変わった。ストリーミングサービスの登場で、音楽の国境はさらに消えていき、アジアの音楽家たちが全米を制覇した。さらに、次なる時代に向けて、アーティスト自身が全てを決め、ヒットを生み出す動きが広がる。その最前線を徹底レポートする。