AIは衰退期を迎えたか?「ディープラーニングだけではAIに未来はない」
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ディープラーニング(深層学習)の次は、
ソフトウェアを多くのロボットに搭載することができるクラウドロボティクス
とのことですが、クラウドロボティスクはアルゴリズムではないので、深層学習との比較は難しいかもしれません。
どちらかというと、クラウドロボティクスはインタフェースの提案ですね衰退期ではなく幻滅期には入る可能性はあります。ただしディープラーニング「自体」についてのみです。
この記事の最後でも衰退期に「入らない」と明記されていますが、ディープラーニング「自体」の進化というよりは、それを使った「応用」が爆発的に進化し始める時期に入ると思います。この記事ではディープラーニングは「目の獲得」に例えられていますが、それ以外にも「耳」と「言語解釈能力」は少なくとも獲得しています。
今後のAI領域の発展はその応用である「クラウドロボティクス」だとの事です。要するにAI同士が情報交換する事で、人間同士が情報交換して賢く知恵をつけていく様に、AIが指数関数に賢くなっていくという世界です。
ベットのシーツをAIロボが自動で被せる例(人間との会話や、複数ロボ間が情報交換してより上手に被せるようになる)が挙げられていますが、この様な単純家事労働や、情報の単純なサマリー作成、意図に応じた抽出、加工などは、人間との会話、AI同士の情報交換によって、飛躍的に実用化が進むのだろうと思います。ポスト・ディープラーニング時代を見据えた社会の未来像を想定しながら政策制度を作ることが必要。
私は、AIを含めたテクノロジーの進化が人々の生活を豊かにすると信じています。
技術革新に対応できなかった国や組織は、いつの時代も新興勢力に打ち負かされて衰退してしまうという現実は、歴史を振り返っても明らかです。
最強と言われた武田の騎馬隊が、織田勢が導入した新兵器である鉄砲を用いた戦略の前に大敗した歴史は、日本人にも馴染みの深いところです。
こうした教訓から学べることは、テクノロジーの進化を止めることは時代の潮流を考えても不可能であるため、進化をあえて止めるような動きをするのではなく、健全に発展させて、その恩恵を公平公正に分配していくのかという知恵が求められていることだと考えます。
そうした中、現在の日本は、世界のリーダーとして第四次産業革命を牽引し、社会のデジタル化、スマート化を進めるか、あるいは現状のルートをただそのまま進み、自らもう先がないというジリ貧状態に追い込まれるかという岐路に立たされていると私は考えます。
日本の経済が成長していかないのは、教育や若者に対する支出を渋り続けた結果、少子高齢化が大きく進み、あらゆる格差が拡がるなど、人への投資ができていないことと、生産性、効率性を高めるデジタル化が地方や中小企業の隅々まで行き渡っていないことが大きな要因であると考えております。
そうした私は、未来の”スタンダード”を創るべく、日本全体のありとあらゆるものを積極的にデジタル化し、アナログなモデルからの脱却を図り、社会のスマート化を進め、豊かな日本を再興したいと考えております。
こうした観点から近未来はこうなると想定し、その未来からムーンショット型で必要な政策を逆算して推進する必要があります。
その一方でAIは、使える人は豊かになり、アクセスできない人への格差を産む可能性があります。また少数派に対する偏見・差別の固定化・助長を進め、政治行政における公正性を危うくする可能性を含みます。
だからこそ、AI技術を発展させるにあたっては、なぜ、誰のために、どのようにAIを進化させるのかというビジョンを明快にして、人間の尊厳や多様性、持続可能性などを踏まえた基本的な倫理原則を定めて歩を進める必要があります。