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Microsoft develops and licenses consumer and enterprise software.
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Apple is among the largest companies in the world, with a broad portfolio of hardware and software products targeted at consumers and businesses.
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ユーザーの声を聞き、それに寄り添う事。他人の声や他社のやり方を聞き、学ぶ。サティア氏はそういった謙虚な姿勢を持ち合わせた人だとMS社員から聞いたことがあります。Windowsが栄華を誇った頃、ユーザーを惹きつけたのはワードやエクセルであって、Windowsではなかった。プラットフォーマーの甘い汁を吸ったMSがスマホシフトでiOSやAndroidにその座を開け渡し、パワープレイでWindowsの復権を目指したバルマー時代からの顧客回帰。
創業者でも無い生え抜きCEOのトップによって、MSほどの規模と成功体験を持った企業がここまで変われるという、日本企業にとっても示唆深い復活劇と思います。
例えば、アップルに対して投資している人たちはiPhoneの販売低迷を不安視しているし、フェイスブックとグーグルはトランプ大統領の牽制をフェイクニュースの責任などの論点で受け続けています。
そのような顕在化されるリスクが比較的少なかったというのは実は重要で、相対的な優位性を形作ることに繋がります。
構造的には、単純に法人顧客に対して最新技術のサプライヤーになるというモデルがハマったこともかなりの功績で、クラウドコンピューティングの注力は経営判断として大成功でした。
もうWIndowsはマイクロソフト社のだけでビジネスの中核ではありません。
それが定量的に如実に表れているのがバリュエーション。下記でコメントしたが、利益はAppleの方が上だが、マルチプルでMSが大きく上回っている(予想PERでMS23倍、Apple13倍)。
https://newspicks.com/news/3506800
企業経営の基本は2つ。第1に、戦略軸を明確にすること。原点を思い出し、自社の真の強みを活かす。可能性の低い打ち手からは撤退し、可能性の高い方位に航路を取る。そして敢然と進む。
「「かつてのWindows中心の世界観はイノベーションを阻害した」と、マサチューセッツ工科大学スローン経営大学院のマイケル・クスマノ教授は指摘する。「マイクロソフトは社風も変化した。働くのにエキサイティングな場所に再びなっている」」
第2に、戦略を実行するのは人であり組織であり、文化であることを忘れないこと。原点に返るだけでは足りない。自分たちのあり方を刷新し、進化し続ける。その文化を身に着けた者は、進路を見誤らない。