【チームラボ×日本資産運用基盤】地域金融機関の本領発揮はこれからだ
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長期の超低金利政策や加速度的に進む少子高齢化など事業環境は厳しいものの、地域銀行にはこれまでの取引実績等に基づくお客様との強固な信頼関係や対面接点という戦略資産があり、それらを活用することで地域金融活性化のエンジンとして再び活力を取り戻せると信じています。
特に、個人向け資産運用サービスについては、付加価値ポイントがプロダクト（モノ）から顧客接点における付加価値のある関係構築（コト）に移行しつつあるなか、地域銀行がこれからの同ビジネスの成長をけん引するというのが私たち日本資産運用基盤（JAMP）の考えです。
但し、そのためには経営リソースを顧客接点での付加価値創出に大きく振り向けるとともに、それ以外の非競争分野等については外部機関の機能や専門性を活用するなど、思い切った事業の取捨選択が必要となります。
今回のチームラボとの取組みにおいては、数ある課題のうち「顧客接点の最適化」について協働し、地域銀行がその潜在能力を最大限発揮するお手伝いをさせて頂きたいと考えています。首都圏の大手金融機関に遍在している高度金融専門性を地銀等に還元して地域金融機関が持っている成長ポテンシャルを高めることを目指す「日本資産運用基盤」。今回は、チームラボとコラボ、４つの課題のうちの「顧客接点の最適化」に取り組むとのことです。
店舗形態の多様化は以前から多くの金融機関で取り組まれてきましたが、チームラボのデジタルアートをテコにマルチチャネルの先鋭化を目指すものです。
ただ、形だけ整えて満足しがちなのが、銀行の悪い癖。UXの深掘りを行って魂を注ぎこむことができるかが肝でしょう。この観点はまさにその通りだと思う。
地銀さんなどは、金融機関である前に、その地域のコミュニケーションハブであり、様々な形で細部まで繋がっているネットワークの一部になっていると思う。
主要都市の防災拠点や備蓄基地になっている地銀もあるし、そういった役割としての認識がまだまだ地方都市における地銀の信頼性に表れているんだと思う。
そこを、改めて本来の金融機関としての役割を活性化させるという本取組は、とても興味深い。
"そういった状況で、地元に根差したブランドや信頼関係、対面チャネルを持った地域金融機関は、ほかのオンライン金融機関等には真似のできない強力な戦略資産を有しており"
