【本音激白】MBA志望者よ「スケベ心」を捨てなさい
2018/12/6
長年、世界最大のコンサルティング会社PwCの日本法人でパートナーを務め、現在は教育に関する新しいプロジェクトを準備中のエリック松永・匡史氏は、2001年に青山学院大学でMBAを取得した。
実際に国内MBAに通った立場から、MBAに行く人は「学ぶ姿勢」に問題があると言う。
はたして、どのような問題なのか?
MBAに群がるのは不思議
──エリックさんは、2001年に青山学院大学国際政治経済学研究科でMBAを取得されました。コンサルの仕事、そして現在の仕事にどのように役立ちましたか?
松永 その前に、根本的なことを問いますが、僕はビジネスパーソンが学びの場がたくさんあるにもかかわらず、なぜそこまでMBAに執着しMBAに群がるのかがすごく不思議で……。
みなさん、そんなに経営に興味があるのかなと、感じてしまうのです。
──不思議だと?
たとえば、今の仕事でクライアントと接していて、経営をもっと勉強したいと思ったとか、経営コンサルタントや外資系金融に転職して金持ちになりたいとか、なにか目的を持ってMBAに行きますと言うのだったら分かるのですが……。
でも、実際にビジネススクールに行ってみると、経営に興味があるとは思えない人や、絶対にコンサルや投資ファンドには行かないでしょうという人が、多いんですよ(笑)。
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この連載について
「MBA(経営学修士)」は、ビジネスパーソンが経営者に近づくための学びの王道とされるが、近年、大きく変化している。ハーバードやスタンフォードなどトップMBAを目指す人は世界で4年連続減少。その一方で、テック系MBA、短期MBA、役職者向けのEMBAなど、多様化している。時代のニーズに合わせ「MBA3.0」が登場する今、改めてMBAの価値とは。最前線を追う。