大人の「学び直し」時代、進化するMBA
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今回のMBA特集では、欧米のトップビジネススクールに通う現役生・卒業生にも取材し、世界の「MBAの最前線」を追っていきます。
最新のデータを見ると、アメリカのMBAに受験する人は4年連続で減っています。その一方で、中国人やインド人でMBAを目指す人は増えています。
日本人で海外MBAを目指す人は、毎年2000人程度で韓国にも負けています。背景には、日本企業は、メンバーシップ型の組織で社内教育が充実していることもありますが、今では終身雇用も死語になりつつあります。
では、今ビジネスパーソンは何を学べばいいのか。MBA以外の選択肢についても、今回の「MBA特集」では掘り下げます。
本日より「MBA特集」7日間、よろしくおねがいします。本日より7日間連続で、谷口記者、九喜デザイナーとともに、MBA特集を展開してゆきます。
カナダのマギル大学教授で著名な経営学者であるミンツバーグは、著書「MBAが会社を滅ぼす」で、MBAは間違った人間を間違った方法で訓練し、間違った結果を生んでいると断罪しましたが、本当でしょうか?
ビジネススクールもこうした「不要論」を受け、また、時代のニーズに対応し、アントレプレナーシップや人間力を鍛えるプログラムを用意したり、短期や夜間、はたまた動画学習など効率的な学びを提供する進化を遂げつつあります。
数が増え、玉石混交となったビジネススクール。その正しい、活用の仕方について。また、今求められる、大人の学び直しの意義について、現役ビジネススクール在校生、MBAホルダーの先達の意見などをもとに、豊富なグラフィックを駆使して、考えていきます。どうぞ、よろしくお願いいたします。今やMBAが自分のキャリアに箔をつけてくれるとは限らない。
しかし、その考え方そのものが、「他人や組織に評価してもらう」ことを前提としている。評価軸としてのMBAは確かにコスパが悪いと思う。
ただ、そこで得る知識、人脈は無形資産として残る。
もちろん学び方次第だが。
その行為は正に自分の軸を作る助けになる。
いつの時代も、仕事でだけ認められたいなら仕事を一生懸命やれば良い。MBAは必要ない。
でも学びが必要なら、そして自分の軸を作りたいなら、MBAも悪くない。
評価されて生きることは避けて通れないが、どう生きるか、仕事をするかを自分で「評価」したいなら、学ぶことは大切だ。