新小型原発、開発へ 温暖化対策を名目に経産省
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小型原発への流れは典型的なテクノロジーの進展.コンピュータ,ロケット,自動車,飛行機などに見られるのと同じ流れ.
始め,新しい技術は試行錯誤と技術的な洗練の未達成から大型化する.スケールメリットを生かして単価を抑える.しかし,技術の確立とともに,徐々に,あるいは非連続的にダウンサイズする.当然,ダウンサイズした直後は単価は上がるが,一方で製造コストは下がる.小型原発の場合,原子炉を工場で製造し現地に運んで設置する.現地で建築しないので,製造コストは下がる.システムは簡素化し安全性も向上する.消費地の近く(例えば,東京)に設置できるので,送電ロスが少ない.
IAEAのHPによると,小型原発(SMR, Small Modular Reactors)とは出力300MW以下とのこと.
https://www.iaea.org/topics/small-modular-reactors
おそらく,10月のニュース「日立、米GEと小型原発「SMR」共同開発へ」
https://newspicks.com/news/3384100
と関係があるのでしょう.
ビル・ゲイツが出資して話題にもなっているが,各社様々な方式がある.興味深い.原発と一括りに忌避するのではなく、今後の技術開発(安全面がその中で重要な要素)の進展を考える必要があると思います。都市部に小型原発置くという可能性も真剣に考えるべきだと思います。
再生エネルギーの不安定さとか蓄電の効率の悪さとか、あるいは原油に頼る不安定さ、経済悪化は人の命にも関わってくるといったことを考えると「原発ゼロ!」って現段階では僕は言えない。
例えばフランスで今暴動が起きているけどガソリン価格が発端と言われている。税金がとう側面はもちろんあるが、原油が暴騰した場合にそれを「仕方ない」って考える人ばかりじゃなく「政府よ何とかしろ!」というタイプの人はそれなりにいる。
また再生エネルギーだけにできるなら大きな負担増もしくは大幅な節電でも厭わないって人も少数派。民衆の多数は「怖いの嫌。でも高いのも嫌。節電も嫌」だったりすると思う。
何を重視しバランスをとるかの話だと僕は思う。