参考にすべきは、ZOZOとエムスリー 朝倉祐介氏らが説く、1兆円ベンチャーを育てるための着眼点
コメント
注目のコメント
先日、わりと最近上場なさった会社の経営者とお話しする機会があったのですが、近況を伺ったところ、「上場したは良いものの、やたらと維持コストがかかるし、管理面での面倒さも増したうえに大して恩恵は感じない。小さい規模だと上場する意味ないですね」と漏らしてらっしゃいました。少数株主に対する責任を思うと、さすがにもう少し予備知識をお持ちになっていた方が良かったんじゃないかなどと思いつつ、「上場前にもお伝えしましたよね?」なんてやりとりをしたのですが、いざ上場プロセスが進むと、冷静に再考するのはなかなか難しいものなんでしょうね。
ことほど左様に、スモールIPOには面倒ごともつきまとうわけですが、一方で、いくら国内のベンチャー投資額が増えてきたとはいえ、上場の前段階で数十億円を調達するラウンドを重ねるのは困難であるのが現実。であるならば、マクロ視点では徒らにユニコーン不足を嘆くよりも、ミドル・レイターVCを代替するマザーズを活用し、「小さく産んで大きく育てる」仕組みを模索するべきではないかと考えます。
スタートアップの社会的意義は、世の中のニーズに応え、経済の牽引役となる新たな産業を創出する点にあるはず。IPO数の増加がスタートアップ促進の成果指標であるなどと履き違えてはいけないと思う次第です。2段ロケットの話も、0→1、1→10の話も、上場準備中の自分としては耳が痛い内容でした。
0→1と1→10では求められる能力も資質も全く違うと思うし、会社の経営を考えるとIPOした後は違うCFOが入った方がよいのかなと思う反面、会社のことを理解している初期メンバーだからこそ出せるバリューもあるのではと思います。
会社目線ではなく、一人の経営者目線で見れば、自分の経験として資金的に余裕がある拡大フェーズで経営に関与してみたいという好奇心もあって、どうするべきか当事者としては悩みどころで、同じような悩みを抱いている経営者は多いのではないかな~と勝手に思うところ。
あまりに共感する内容だったから、初めてこんな長文コメントを書いてしまいました。笑上場後に時価総額が10倍20倍になる例は探せば意外とたくさんあります。今1,000億円超えの会社もマザーズ時点で二桁億円時代があった会社を何社も思い浮かびます。
なので未上場のスタートアップに行きたいですという方もいますが、最近未上場でも株価が上場企業より高いケースありますので、問題はどれだけアップサイドがあるかですね。上場後も有償ストックオプションなどでエクイティインセンティブつけられますので。