【実録】ゴーン事件、もう一人の逮捕者「ケリー」とは何者なのか

2018/12/2
誰も知らない代表取締役
11月19日、突如発生したカルロス・ゴーン氏の逮捕劇。東京地検によって事件の一端が明らかになったとき、多くの人は驚きとともにこう思ったに違いない。
「グレッグ・ケリーって誰だ?」と。
今回の金融商品取引法違反事件では、日産で会長だったゴーン氏とともに、代表取締役だったケリー氏も逮捕されている。ルノー日産でトップを豪腕を奮ったゴーン氏はもちろん誰もが知っているが、ケリーを知る人物は極めて少ない。
「日本にはほとんどいなかった」「米国で牧場を経営していたらしい」。こうした報道が出るにつれ、「ケリー黒幕説」の憶測まで登場しだした。
ケリーとは一体どういう人物なのか。NewsPicksは、日産でケリー氏と6年にわたって仕事を共にした貴重な証言者に接触した。その人物、経営人事パートナーズの山極毅社長が語るケリー氏の「真の姿」とは?
山極毅(やまぎわ・たけし)経営人事パートナーズ社長
日産自動車ではエンジン開発のエンジニアから、商品企画統括部を経て、グローバル人事部という異色の経歴を歩み、 2016年4月で日産自動車を退職し、独立起業した。著書に 『稼ぐ人財のつくり方』 、『「今のチームで残業を減らして生産性をあげろ! 」という無茶ぶりを解決する!』。
──グレッグ・ケリー氏は、実際はどんな人物なのでしょうか。
今は、ケリー容疑者と呼ばれていますが、私にとっては彼は「グレッグ」なんですよ。