入場券転売規制へ議決 衆院文科委、五輪見据え
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注目のコメント
チケット転売規制が、どこまで機能するだろうか。罰則が抑止効果にはなるだろうが、「違法」と定義づけられた「転売」行為が起きたときにどこまで網羅的に摘発できるのか?
特に、CtoCで「転売」された場合、摘発できるのか? 何をもって、「高額転売」というのか? 買値より低い価格で「転売」するのは許されるのか?
「転売」が起きないようにする最も効果的な方法は、主催者が適正な価格をつけることだ。人気のあるチケットには、主催者がきちんと高額の料金をつけなければならない。たとえ巷間で「高すぎる」といわれても、その「高すぎる」席に満足してお金を払う人がいれば、それで適正な価格となる。そうしたことを、「高すぎる」批判を浴びてもやり抜く覚悟が、主催者にはあるのだろうか。そうしないと、「転売」は防ぎきれない。これはやむなし・・・
現実問題として、買い占め業者やbotの横行によって需給バランスが崩壊しており、現状ではダイナミックプライシングも機能しない状況です。なんせ、購入申し込みの90%がbotですよ?
http://www.itmedia.co.jp/news/articles/1808/23/news126.html
この状況で販売側の価格設定が安すぎることだけを問題視する人は視野が狭いと言わざるを得ません。販売価格を上げれば90%を占める転売業者からの注文が一気に無くなって売れ残ることになり、主催者にとってリスクが大きすぎます。
全く同じ問題が航空チケットでも起こっています。おそらく、JR西のe5489から申し込める早割チケットでも。(早割チケットは発売日に購入するのはまず不可能です)
https://it.impressbm.co.jp/articles/-/14881
オークション形式を採用したとしても同じ問題が発生することは間違いありません。botを使って購入権だけを押さえておき、実物無しで転売をかけ、高額入札を確認してから購入権を行使する。入札が無ければ購入権を行使しないのでノーリスク、というやり方ができてしまう。
課題はどうやって捜査・摘発するのかだけです。
[追記]
コメント欄であまりにも理解が浅い人が多くてげんなりですね。
今の転売によるチケット価格高騰は市場原理によるものではありません。窓口販売のシステムで例えるなら、ダフ屋が大量のバイト(ロボット)を使って販売窓口に殺到させて窓口機能を麻痺させ、一般人が窓口にたどり着けない状態にした上で窓口の隣で無断で窓口に並ぶ権利を販売しているような状態です。それでも、ダフ屋が正規窓口で仕入れてから売っているならまだしも、実際に起こっているのは窓口に並ぶだけ並んでチケットを買わず、居座っているような状態。この状況を是正する必要が無いと考えるのは全く理解できません。全く理解出来ないです。
安く買って高く売るのは商売の基本で、これを規制したければ宇多田さんのような対策をするなり、あそこまでコストかけなくても何らかしら施策をうてるはず。
商売に国が口を挟むのは違和感しかないです。