修学旅行を変えたら、大人顔負けの「企画とプレゼン」が生まれた
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これからの時代、企画力、プレゼン力はとても大事になる。こういう取り組みが、もっと出て来ると良いと思う。意外に難しいのは、押し付けにならないようにしながら、学生の良いプレゼン力を引き出す大人の側の対応力の方。
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自分たちで企画してもいいんだ!
修学旅行は、大切な学校の年中行事。何十年も同じやり方、先生が企画して、生徒は決められたコースで旅行する。
学校としては、そういうもんだと疑問すら抱かないできた。そんな固定観念を打ち破って、生徒が企画する。
自分たちで企画することで、受身ではなく自発的になり、楽しもうというモチベーションも高くなる。
某大手企業で、営業からの要求に応えるのが常となっている、商品企画部門の社員のショッキングな発言を思い出した。
「自分たちが新しいものを企画してもいいんでしょうか?」
これでは、せっかくの才能も生かせないし、成長もできない。
自分たちで決めて動く、その楽しさと大切さを再認識させられますね。千代田区立麹町中学校の3年生の生徒さんに取材させていただきました。テーマは同校独自の「ツアー企画取材旅行」です。
麹町中の修学旅行は、一般的にイメージされるものとは随分違います。生徒さんたちは旅行代理店の社員という設定で「一泊二日の旅行プラン」を提案します。
自分たちでアイデアを出し、企画としてまとめ、プレゼン。
修学旅行中はそのための取材活動をします。だから「ツアー企画取材旅行」です。
実際のプレゼン内容はもとより、企画が生まれた様子やそれを形にしていった経緯も聞かせていただきました。本当に大人顔負けです。
こうした経験を積んだ生徒さんたちが、7〜8年後、早ければ4年後には社会人として大人の戦線に加わってくることを考えると、自分自身も本気で学び続けないとやばいなぁ……と思います。そう感じさせてくれる学校教育こそあるべき姿なのかも。主体性を育むためには、「自己決定性」が大事になります。そういう意味で修学旅行を自ら企画し、そして旅をして、その旅からの学びを形にしていくという体験は非常に意味があります。リディラバさんが提供している社会課題の現場を見に行くようなプランも出ている中で、一生忘れない修学旅行という時間・場が、すべての学校でより意義深いものになってくることを期待しています。