セス・ゴーディンが語る「起業家が知るべきマーケティングの本質」
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起業家・マーケターは、こうだと思い込まないこと。
「市場を創造するには、市場を教育しなければならない」ソニーがよく言っていたことです。
つまり、全く新しいものを世に送り出した時、人々はその価値をすぐには理解できないということ。最近では、iPhone・スマートフォンがそうですね。
したがって、市場調査からは革新的なものは生まれない。人々は潜在ニーズとしてすら、それを想像できないので。
すべては思い込みをなくすことからです。マーケティングの本質は、こうだと決めつけないことも重要です。
ソニーとアップルの、ものづくりの考え方のひとつ。ご参考までに。
ソニー:
客が欲しがっているものではなく、客のためになるものをつくれ
アップル:
目的は差別化ではなくて、これから先も人に愛される製品を創ることだ内容はどちらかと言うと「マーケティングの本質」というよりは、「起業家の本質」の方が近いような気がします。
つまり、マーケティングを行うことこそが起業家の仕事である、ということですね。
正直…当たり前と言えば当たり前のような気がしますが、「CMOを雇うな」というアドバイスをするあたり、起業家に必要な「覚悟」のことを、本当はおっしゃりたいのではないかと思いました。
ただ一点、注意した方がいいと思うのは、革命的なプロダクトはマーケティングによって生み出されるとは“限らない”、ということです。
あのiPhoneを世に生み出したスティーブ・ジョブズもマーケティングを嫌っていましたし、「吸引力の変わらないただ一つの掃除機」を世に放ったダイソンも、エンジニアの発想を大切にする故、マーケティングをしないことで有名ですよね。(一切していない、ということはないと思いますが)
そういう意味では、「これは世界を変える」と信じて突き進む力も「起業家」には必要な力なのではないか、とも思います。そうそうコレ。
前半は常々マーケティングとは何か?と聞かれたら答えている内容で、後半は雇われマーケッターだった僕が起業した理由。
<引用> マーケティングとは製品の設計であり、それを誰に向けてつくるかであり、サプライチェーンなのです。また、廃棄の方法や、カスタマーサービスでの受け答えの仕方でもあります。
起業家が優位に立っている点は、マーケティングをすべての活動に機敏に入れ込むことができるという点です。最後になって、マーケティング部門にすべてを任せるのではないのです。</引用>