ファッション小売 大手が語るそう遠くない未来から自社EC像を探る
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注目のコメント
先日参加したG1経営者会議で、丸井の青井社長がおっしゃっていた
「売らない売り場」の話が面白かったです。
理想論はわかっていても、なかなか導入できないオムニチャンネルですが、
ECはもはや商品棚で、説明やユーザーの使い勝手を突き詰めていくことが
使命になるのではないでしょうか?
その分、リアル店舗では、売り上げのノルマなど出さずに
販売員さんとユーザーの会話やコミュニケーションの場にすればいい。
面倒な棚卸しや、ノルマ達成のための売り込みがない店舗は
本来三方よしになるはず。
NYナイキの新オープンしたデジタルとリアルを融合した新店舗のあり方がそれを示唆しております。
https://www.wwdjapan.com/743151
あとは販売員の評価軸が売り上げよりも、”コミュニケーション貢献度”という方向に変化していくのかな、と。
今後、大きな変化が起きていきそですね。ビームスさん、アーバンリサーチさんといった先行する大手の功績は大きいと思います。
現存しないユーザー体験を作るのには大きな先行投資が必要となるからです。
まずユーザーにフィットするまでの試行錯誤が必要となるし、そもそもユーザーが使い慣れていないサービスを使いこなせるようになるまでは根気強くコミュニケーションを続ける必要があります。
後に続くECサイトは先行者の築いたユーザー体験を取り入れていけば良い構図なので、必然的に新しい取り組みができる企業は数年のリードを生むことで十分に投資回収ができるくらいの規模性を持っていることが必要な条件となってくる部分もあります。
ファッションドメインでいうとPARCOさん、アダストリアさん、ナノ・ユニバースさんの取り組みも面白い。
違った切り口で言うとうちのようなベンチャーが新しいユーザー体験をクリエイトして、それを水平展開する(各社さんに低い投資額での導入を可能にする)というアプローチもあります。
- サイズソリューションのVirtusizeさんやメイキップ(ユニサイズ)さん
- リコメンデーションのサイジニアさんはニューロープ(弊社)
- コンテンツのSNAP LINE(ダイヤモンドヘッドさん)やアパレルウェブさん
- アプリ構築のyappliさんやEAP(ランチェスターさん)
など、切り口も提供会社も本当に多様。
これからもこの両面からファッションECは進化を続けていくと思います。いいまとめ。
・ショッピングの場所も時間も、個人個人の最も手軽で身近なところに移行した。
・店の営業時間など気にすることなく、自分の都合でショッピングが可能に。
情報とモノの流れが大きく変容しているいま、店舗とECに求められるものも激しく変化していると思います。
「お客様に提供する価値はなにか?」に明確に回答できている会社の取り組みがうまくはまってる。
記事内にもある‘パーソナルな体験’はスタイリングをはじめ今後より一層注目されていくと思います。