テレビとTwitterから撤退し、雑誌を作る
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注目のコメント
インターネットメディアだからこそ発揮できる優位性が、今はニッチな領域での記事の豊富さなど、質ではなく量の側面にフォーカスされ過ぎてしまっているように思います。(社会や産業の構造的な差異から生まれる優位性を発揮できていないとも言えます)
"要は、本来であればマスコミのオルタナティブになるべきインターネットメディアが全く機能していない。
本当は彼らが、マスコミの昭和的な世界観を終わらせなければならないのに、むしろ昭和を補完することになっている。
紋切り型社会のテレビを、突っ込み型社会のTwitterが補完しているような形になっていますよね。
そこで僕は、テレビとTwitterの両方から撤退して、紙の雑誌を作ることにしたんです。"
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一方、単純に記事質だけの話をすると、webメディアの編集部よりも紙メディアの編集部の方が圧倒的に優秀、というのはよく言われる話で、まさにNewsPicksの立ち上げ時のリクルーティングの哲学にもそれは現れていました。
"じゃあネットメディアは良質なのかというと、そんなことはない。
時代の空気を振りかけてまぶすだけで精一杯で、タクシーから見える町の風景のように、ただ車窓を流れていくような、翌日には完全に忘れてしまうような記事しか提供できない。"
メディア事業をやっている身として各媒体を研究して思うことは、やはり1文字1記事にかける命の削り方、の様な漠然とした熱に大きな差異があるといった感覚です。(これはそもそも効果測定の仕方などが構造的に違うことにも原因しています)"戦後の知識人たちはその「ごっこ」に自覚的であれと説いてきたわけです。保守もリベラルも、いまは自覚したまま演じ切るのが「成熟」だと考えていたところがある。"
投票率が落ち、政治への興味を失い、老人デモクラシーへと突き進んでいます。政治への無関心を生んだ最大の問題は政治的な選択肢を奪われたこと、だと思います。投票しても変わりませんからね。一票のありがたみが劇的にすくないんだとおもいます。今から雑誌ですか…と思って読み始めたらめちゃくちゃ面白かった。右も左も自分に酔ってるだけで、現実に人が死なない方策を全然考えてない、という指摘に賛成。NP外でも読めるようにしてほしい記事です。