もっと自由に毛筆を──日本唯一の製硯師が語る、デジタル時代に筆を持つ意味
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最近では“いまだにファックスを使っている”というと笑い話の対象だが、手書きの筆文字が送られるとなれば話は違って実にクールだ。欧米人にとって文字はせいぜいフォントで遊ぶていどで、大抵の場合は情報を伝える記号でしかない。文字を書くという作業を芸術に高めた書道は、漢字文化圏が世界に誇る文化だといっていい。
書道を趣味にしているうちの奥さんが、近所のお母さん(アメリカ人)達を呼んで我が家で書初めをするのが恒例になっている。その年に各自のResolutionすなわち決意、目標を考えてきてもらい、奥さんがそれに当てはまる漢字を選んで手本を書き、本人がそれを真似て自分で書くというものだ。意味をもった文字を書く、という行為は西洋人にとってかなり新鮮かつ深淵な経験のようで、お母さん達はそれを楽しみにしている。最近ではmindfulnessを目標に置く人が結構いて、奥さんは思案の末、”念”という言葉を当てはめた。左利きで、子供の頃矯正して右で筆を使っていたので、筆や硯に恐怖心しかなかった。
どんな風に使うのものか学校の先生はちゃんとは教えてくれなかったし、書道教室に通っている子は当たり前の様に出来ていて居た堪れない時間だった
ちゃんと最初に真っ当な先生に教わっていたら好きになったのかもなあ