【ルノー日産座談会】わたしたちは、ずっと「仮面夫婦」でした
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「ゴーンさんが来ていなかったら、2万人では済まなかった」のは間違いありません。
功罪あれど、危機に瀕していた日産自動車をV字回復させたのは他ならぬゴーン氏です。
車好きはよくゴーン氏について「往年の名車をカーラインナップから消した」と批判します。しかし、ゴーン氏がいなければ消えていたのは「往年の名車」だけではなく日産自動車そのものです。
仮に日産自動車が倒産していれば、日産自動車単体はもちろん系列や下請けも含めればもっと多くの失業者が生まれていたことは疑うまでもありません。
業界全体で考えても、燃料電池車や電気自動車、オートパイロットといった技術の進展も遅れていたことでしょう。
しかも当時、日産自動車は航空宇宙部門(現在はIHIに事業譲渡され「IHIエアロスペース」)を擁しており、ロケットや宇宙用実験機、防衛関連装備の製造や開発も担っていました。仮に日産自動車が航空宇宙部門ごと潰れていれば「はやぶさ」だってなかったかもしれません。
結果的に、ルノーの「救済」を受けて日産自動車は世界に名だたる自動車メーカーであり続けているわけで、そこは事件がどうであれ認めなければなりません。
西川氏の会見を見ていて思ったのは「この人にはカリスマ性がない」ということ。頭は切れるし真摯な態度を演出することは上手いものの、見ていて求心力がありません。
メモで使っているボールペンはコンビニでも売っているジェットストリームだし、メガネも古いデザイン。(ただし時計はピアジェ。参考: https://twitter.com/htk4520/status/1064826734367825920 )
若い従業員が直感的に「この人みたいな上司になりたい」とか「この上司に付いていきたい」と思う人じゃないように思えました。
官僚としては優秀で、言ってみれば「ゴーン大臣の事務次官」のような存在のように感じます。
ゴーン氏がいなくなった日産自動車を、真の意味で背負える人材はいるのでしょうか。
注目のコメント
まさに日本企業。腐りきっているのは社員だということをこの記事は表している。他人事のように批判してるが、転職する勇気も能力もない。仕事できないとクビになるかもしれないという危機感がないとこんな人間になってしまうのだ。
なぜ、ゴーンは会社に守ってもらえなかったのか。根深い対立の背景は、彼らの積年の「感情」がわからなければ、理解できません。
そして、そうした部分はなかなか表に出てこないもの。
あの違和感満載だった会見の背景を読み解くためにも、ルノーと日産の間でからみあう複雑な心境と本音部分に、ぐっと迫りました。内は話は週刊誌的で面白いが、コアな結論は文中の以下:
「日本政府の関係者も、出来の悪いルノーに、「虎の子」の日産を完全統合させるわけにはいかない、と言っていましたね。」
「一方で、残った経営陣に日産の舵取りができるかどうか、より不透明になったよね。」
最初は素晴らしい逆境から立ち直った航海。途中から船員の事を考え無くなって船を売り払おうとした船長。
その船長を船から追放した船員達に次の強いリーダーがいるのか?