Googleの花形職種「プロダクトマネージャー」とは何か

2018/11/29
Google、Amazon、Facebook、マイクロソフトなど、海外のIT企業において「花形」とされるポジションがある。それがプロダクトマネジャーだ。
プロダクトマネジャーとは、開発、デザイン、マーケティング、組織づくりなど、プロダクトを開発し、グロースさせるためのすべてに責任を持つ役割だ。
(Photo by Dan Kitwood/Getty Images)
上記の企業では「ミニCEO」という位置付けで、高給で処遇されており、優秀な人材がこぞってこのポジションを目指している。
一方、日本では、プロダクトマネジャーを担える人材が不足していると指摘される。縦割りの組織体制や、システム開発を外注任せにしてきた影響などから、開発からマーケティングまでを横断的に見られる人材が育たない傾向にある。
しかし、ITがすべての産業に浸透し、技術力そのものが企業の競争力につながるようになった今、業種を問わず、プロダクトマネジャーは企業に欠かせない存在になりつつある。
そこで今回、マイクロソフト、Googleなどでプロダクトマネジャーを歴任し、現在はフリーランスのエンジニアとして複数企業の技術顧問を務める及川卓也氏に、この仕事に求められるスキルセットやメンタリティを聞いた。
及川卓也(おいかわ たくや)/技術アドバイザー
大学卒業後、外資系コンピューター企業を経て、97年マイクロソフトに移籍。日本語版と韓国語版のWindowsの開発の統括を務める。2006年にグーグルに転職し、9年間ほどプロダクトマネージャーとエンジニアリングマネージャーとして勤務。インクリメンツにてQiita(プログラマーのための情報共有コミュニティサービス)の運営を経て独立。現在はフリーランスとして、複数社のプロダクト開発やエンジニアリング組織づくりを支援する。
IT企業という言葉は死語になる
──「プロダクトマネジャー」は、アメリカでは確立されたポジションですが、日本ではあまり根付いていません。及川さんが、「日本企業にもプロダクトマネジャーが不可欠だ」だと考える理由はなんですか。