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恐ろしいほど「辛い」成分が、末期がん患者を痛みから救う? 植物由来の新しい鎮痛剤の威力

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    マウントサイナイ大学 アシスタントプロフェッサー

    唐辛子の辛味成分、カプサイシンはその情報が味覚ではなく痛覚を伝える神経線維に乗って大脳まで伝達されることが知られています。このカプサイシン自体もすでに塗り薬として臨床応用されており、慢性的な膝の痛みに苦しむ変形性膝関節症の患者さんなどに使用されています。初めは皮膚が焼けるような痛みを生じることもありますが、使っているうちに痛覚線維に情報が入り込むところがうまく働かなくなり、痛みを感じなくなります。従来の飲み薬の痛み止めと比べて、全身の副作用が問題にならないことが強みです。

    今回取り上げられている成分のことは存じ上げませんが、カプサイシンと比にならないほどの力価のようですので、投与した直後の痛みは相当なものでしょう。その最初の痛みだけを従来の鎮痛剤でカバーする発想のようです。その後は、カプサイシンがじわじわ効いてくるのと違い、即効性があるのだと思います。

    鎮痛剤として処方されるモルヒネなどの薬剤は、しばしば副作用がネックとなり、十分な量の投与ができずに痛みを十分取れないことがあります。選択肢が増えることで、助けられる患者さんは増えるはずなので、このような新規薬剤の開発は(まして生薬でもし薬価が安いのであればますます)大歓迎です。


  • 教育病院 リウマチ内科、総合内科医

    関節注射が効くのであれば、高齢者の膝痛の原因である変形性膝関節症にはどうなのでしょう。

    なんたって、変形性膝関節症は有病率が高く、日本だけでも症状がある患者は約1000万人いると言われています。

    と思ったらスタディーが走っていますね。効果があったら臨床的には凄いインパクトです。多くの高齢者が救われます。
    https://clinicaltrials.gov/ct2/show/NCT03542838


  • エネルギーアナリスト/ポスト石油戦略研究所代表

    辛いものが特に好きなわけではない私だが、なぜか「世界一辛い」というワードに強く惹かれている。

    その不思議な魅力は、いくつかの要素がある。

    元々主観指標だったスコビル値という辛さの単位が、後に化学的なカプサイシン濃度という定量評価が可能な指標に自然に接続され、単一評価軸ができた事で世界中で世界一辛い唐辛子の熾烈な探索競争が起きていること。

    世界記録ランキングがこれほどまで目まぐるしく変わる世界は、そうそうない。


    新たに世界一の辛さを記録したトウガラシが誕生 死に至る可能性も?
    https://newspicks.com/news/2255242/


    「辛(つら)い」だけのはずの辛さが、なぜか美味しさと結合することがあり、時として依存症にも近いほどの魅力を帯びることがあること。

    【動画】唐辛子を食べまくるツパイ、なぜ平気?
    人間の他に辛みを好むもう1つの哺乳類、謎を解明
    https://natgeo.nikkeibp.co.jp/atcl/news/18/071900317/

    定量的な評価と、主観的な評価が深く結びついていて、奥深い世界観がそこにある。

    そして、この記事にあるように、「痛み」とも密接な関係があること。「痛み」は末期ガン患者のケアなど、制御すべき対象であると同時に、人間が生きる上で欠かせないものでもある。

    レシニフェラトキシンについては、上述のピックでも簡単に触れているが、カプサイシンアナログ(類似化合物)でTRPV1、いわゆるカプサイシンレセプター(バニロイドレセプター1)をカプサイシンの約1000倍の強さで活性化する。

    記事では、"この植物の活性成分であるレシニフェラトキシン(以下RTX)は、辛さの指標である「スコヴィル値」で160億もの値を示す。これは、世界一辛いトウガラシとして知られるキャロライナ・リーパー(「カロライナの死神」)の10,000倍"

    とあるが、2017年に「ドラゴンズ・ブレス・チリ」という唐辛子が発見されキャロライナリーパーを抜いて248万スコビル値を記録し、まだギネス未認定ですが2018年にはキャロライナリーパーの開発者のエド・カリー氏が新作の「ペッパーX」を発表し318万スコビル値を記録している。

    つまり、10000倍ではなく5000倍が正解です。


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