日本の携帯大手、ｉＰｈｏｎｅ ＸＲの値下げ計画＝ＷＳＪ
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アップルがキャリアにXRの実質値下げをする（キャッシュバックの原資をパケット優遇などで提供するのでしょうかね）というのが本当なら、アップルは相当深刻に販売状況を考えていると勘ぐりたくなりますね。さてどうなるか注目ですが、もう冬のボーナスは目の前なので、やるなら今でしょ。XRだけなのかも気になるところです。
ただ個人的には一番気になっているモデルなのでちょっとだけ嬉しいです。他キャリアは分かりませんが、docomoでは11月26日から端末購入サポート対象機種になるようです。docomoの店舗では約9,000円、オンラインで購入すれば最大14,000円の値下げ。
『【ドコモ】iPhone XRを発売から1カ月で大幅値下げ。公式オンラインストアで本体価格2.6万円から』
http://shimajiro-mobiler.net/2018/11/23/post57338/
docomoの端末購入サポートは、契約後12ヶ月間端末代金を割引をするもの。13ヶ月経過していれば、違約金（割引額の50%）を支払わずに機種変更する事も可能。
何故この時期にするのかといえば、来年の新型iPhoneの販売を見据え、機種変更による買い替えを期待しているのでしょう。買い替え周期の短期間化を狙ったものではないでしょうか。一括の価格には変更無く、値下げは大手キャリア販売分のみで、Apple Storeでの値下げは無いかもしれません。
BCNの週間ランキングで突然iPhone X（64GB）が上位にランクインしたのも、docomoが端末購入サポート対象機種にしたからと思われます（一括15,500円になった）。auとSoftBankのiPhone Xは対象になっていないようですが、iPhone XRもdocomoだけとなるのかが気になる。主力機種なので3キャリア同時に実質値下げとなるのかな。
『スマートフォン 週間売れ筋ランキング - BCN＋R』
https://www.bcnretail.com/research/ranking/list/contents_type=36
端末、通信を分離したプラン導入の話もあり、来年以降の売れ行きに対する危機感もあっての対応でしょうか。Appleにとっての転換点か？
電子機器は値下がりすることが大部分。PCなど様々な電子機器は、進化しながら価格を下げて、もっと需要を喚起して普及してきた。
そのなかでスマホは比較的値段が保たれていて、特にiPhoneは平均単価が上昇してきた。特に、安いスマホも手に入るなかでそれを進めてきたことは、電子機器の歴史の中で驚異的なこと。
その中で今回の値下げ。もし実際に値下げすれば、これまでのトレンドとは全く異なる。おまけに出したばかりの製品を値下げすれば、それはブランドへの影響、すでに買った顧客の失望にもつながりかねない（購入した人にはクーポンキャッシュバックとかやるのでは？）。
それくらい経営やブランドにとって価格というのは重要なものだし、なかでもAppleの強さはそこのプライシングパワーゆえに、一層注目。
