マーケティングは「1円でも高く売る活動」--デサント 小林氏
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注目のコメント
1円でも高く売る。は不正解です。
売るというのは企業都合で消費者不在の考え方です。
1円でも高く買ってもらうが正解。
言葉遊びのように見えますがこことても重要。
例えばクーポンは値下げではなく値引きなんです。
コンサル、メーカーさんやビジネススクールの方って、こういう思考に陥りがちなのだけど、どうしてFacebookやInstagramがここまで大きくなったか考えてみると良いですよ。記事を読んで、「マーケティングは1円でも高く売る活動」という言葉は、誰もが共感すると思います。
ですが、おそらくマーケティングに携わる方々が、その1円へのこだわりをどこまで持って改善しているのか問いたいですね。
CPAなどマーケティングコスト、売上などを見ているでしょうが、私は利益へのこだわりのことを伝えたいです。
ポイントやセールを活用し、ユーザーにECでどう買ってもらうかを考えるのはメーカーにとっても当たり前になりました。
ただ、ユーザーの決済手法に関してはどこまで見ているでしょうか?
たとえば、買いやすくするためにクレジットカード決済、コンビニ後払い、キャリア決済など導入されていますが、これそれぞれ手数料が異なることをマーケティング担当の方は気にしているでしょうか?
各社の契約条件によって異なりますが、クレジットカード決済をベースにして比較すると、5%以上も高い決済手法が一緒にならんでいます。
同じ金額でユーザーが購入しても、クレジットカード決済、コンビニ後払い、キャリア決済では残る利益が違います。
ここ理解して1円でも高く売る活動をしていますでしょうか?
キャッシュレス、ECへの移行はユーザーエクスペリエンス上必要ですが、なるべくクレジットカードで決済していただく方が利益が残りやすいので、そのようにユーザーを導くのもマーケティングだと思います。
ECのマーケティングを支援する中では、私はこの1円にこだわっております。「1円でも高く売る活動」
これは間違いないと思いますが、
単に「売る」だけでなく、
「売れ続ける仕組み」を作る事が
マーケティングだと個人的には思います。
そのためには、
「買いたいと思う商品とメッセージを発信する」
「目に見えない好意的な価値を醸成する」
この事がとても大事なのかなと思います。