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歪んだガバナンス構造、本質はルノーが日産を支配する親子上場にあり

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  • M&Aイノベーション・コンサルティング代表 博士(法学)

    ガバナンスの立て直しが必要なのは間違いがないが、その意味することが一致していない。

    ルノー出資に際し、日産は議長と支配人を同一人にするガバナンス構造を選択し、株主はそれを認めた。つまり、「歪んだガバナンス」を選択したのだ。その結果、業績は急回復した。

    業績回復が、改善とCFOの権限集中によってリバイバルが実現されたことに要因を求める人が多い。それは誤りだ。議長の権限は形式的で僅かだからだ。日本にある会長が一番偉いという誤解を梃子に、権限を補強しただけだ。

    つまり、ゴンさんにとって、経営会議は諮問機関にすぎず、取締役会は形式を整えるだけの手続でしかない。

    だから、ガバナンスを作り替えることによって、ますます義務執行者に権限与え、迅速で実効性のたかい経営を目指すか、多少緩慢て形式的でも業務執行者の権限を縮減するか、その中間を目指すかという議論をしなければならない。後者は、なにも決めない取締役会に先祖帰りする。

    ルノー日産の親子上場よりも、株式相互保有の方が問題だということもある。

    親子上場の日産株も三菱自工株も、株式市場はそれを理由にディスカウントしていないこともおかしい。信用補強として肯定的に評価しているのだろう。

    株主総会で、フランスの会社法上に反していないかと聞いたら、「法律は変わった」ので問題はないとの返答だった。
    いまだに確認できていないが、私の理解では、フランスでは、株主相互保有状態になった会社は相手側へ通告する義務があり、一定以上の多数(支配状態)を持たれた会社は速やかにその相手方の持分を手放さなけれはならないというものだった。

    だから、日産はその保有するルノー株を手放さなければならない。

    おそらく、ルノーは日産を支配していないという理屈なのだろう。

    議決権の行使が停止される株式を、日産が時価で買うことがそもそもおかしい。


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