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非常に客観的なコメントを書いてくださる筆者の文書ですが、敢えて違う見方も提示しておきたいと思います。

1)『双11の盛況ぶりはすさまじい』

この数字が伸び続けるのは二つの要因です。ひとつは11/11の一ヶ月前からの売上分まで「予約販売」で吸収しているからです。すなわちルールを変えながら、この日の数字が伸びるように調整されているのです。もうひとつは、単価表示が複雑になり、この日にまとめ買いを促されるため、結果的に客単価は高くなります。たとえ、他のプラットホームにこの日の数字を食われたとしても、アリババグループのこの日の売上は意識的に伸ばし続けることができます。

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2)『ジャック・マー氏は・・・自らへの風当たりが強くなる前に潔く身を引き』

馬(マー)氏はもともと、経営の立場から距離を置こうと準備してきました。別に、誰かが逮捕されたから「慌てて」という風には見えませんでした。

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3)『今後、アリババの成長スピードは鈍化する恐れがある・・・米中の関係は一段と冷え込む可能性がある・・・中国経済の先行き不透明感は高まりやすい』

「不透明感」というのは便利な言葉であり、振り返って様々な記事を読めば、毎年毎時、メディアに多頻出する言葉です。私の見方はこうです。アリババグループには、まだまだ中国内で買収しえる企業があり、オン・オフラインでの展開を見据えた投資をしやすい。しかも投資の多くが、淘宝・天猫・支付宝などの既存サービスとシナジーさせられます。ビデオ(動画)のように苦戦している事業はありますが、成長余力はまだまだ十分です。米中関係に依存しているのは、決してアリババではありません。

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付け加えると、中国経済の停滞論はいまに始まったことではありません。輸出が停滞する可能性はありますが、内需転換が大胆に進められている現状を見ると、目下の景気はむしろ安定推移と見た方がいいと思います。海外から、「政治メガネ」をかけて中国市場を見てしまうと、暗雲たれこめる不透明な雰囲気に見えるのはやむを得ないかもしれません。
Alibaba is the world's largest online and mobile commerce company as measured by gross merchandise volume.

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