【菊池武夫】若者への提言「ファッションで人生に彩りを」
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ファッションに関するアドバイスで、シリコンバレーに8年前に来て就活をしていた時、先輩から「絶対にスーツは着るな！」と言われました笑。グーグルの面接の日も勿論ジーンズでした。これは今でもその通りで、例えばピーターシール氏(PayPalやパランティアの創業者)も著書で「スーツを着てピッチに来るスタートアップは全部断る」と言っています。私は自分の気分を上げる為にTPOを考えながらもスーツを含め着たい洋服を着ようと思っています。大学生時代にミラノに交換留学していた時に、イタリア人のスーツの着こなしに感動したのを覚えています。
HBS准教授のAmy Cuddy先生の”Fake it till you make it”(うまくいくまでは上手くいってるフリをする)で面接前にパワーポーズをトイレなどで取ることで自信がついて良い結果が出るという研究の話がありますが、ポーズなどのボディランゲージだけではなく、着る洋服も同じ様な効果があると思います。
https://www.newsweekjapan.jp/amp/rochelle/2015/09/fake-it-till-you-make-it.php?page=1菊池武夫さんの特別インタビューも、今日が最終回。菊池さんが語る、若者論と着こなしの関係性がとても興味深いです。
連載を通じて印象的な言葉がたくさんありましたが、同時に菊池さんのファッションも楽しんでいただけたのではないでしょうか。
これは個人的な感想ですが、一つ発見をしたんです！
菊池さんはすべてのファッションで、襟のある洋服orスカーフを巻くことで首元を覆っています。
ご本人はそこまで意図はないでしょうが、首を温めるのって体にいいんですよね。さらに首筋に年齢が表れがちなので、首を布でフォローすることは「元気で若々しく」を助長するはず。だから、実利的にも完璧だなあと。
この連載を通じて、「もう少し洋服に気を使ってみたいなあ」と感じてもらえたなら幸いです。NewsPicksからセンスアップしていきましょう！お読みいただきました皆さん、一週間、ありがとうございました。一週間ありがとうございました。本当にひょんなことからタケ先生の取材が実現したのですが（最終回に少しだけ登場してしまいました笑）、各回を読んでみてもわかるように、本当に「本質的な金言」ばかりの連載だったように思います。この取材に同席できて、連載が実現できて光栄でした。
※今日は日曜日なので、もしお時間のある方は、ダイジェスト的な予告編
【新】ファッションで時代を創った男。菊池武夫の尽きぬ情熱
https://newspicks.com/news/3481012/
から読み直してみてもいいかもしれません。
ちなみに、
──とはいえ、ファッション業界を志す若者もたくさんいると思うので、彼らに何かメッセージをいただけますか。
──目の前の人が喜ぶことと、世の中にパッと影響を与えるのと、どちらを意識したらいいのでしょう。
こちらは、僕がどうしても聞きたくてタケ先生に質問をさせていただいたのですが、その答えも
「自分が自分の望むその業界に入ったのですから、そこで何か変革を起こしてやろうくらいの意識を持ってもらいたいですね」
「主体性を持って、”やれるぞ”と自分を信じる。それしかないですし、それがなかったら続きません」
「自分の人生を振り返って、たどってきた道が最善かどうかはわかりませんが、できることはやれたと思います。それまでの洋服の世界と少し違う生き方ができたのも、やる意味のあることをできたからだと思っています」
と素敵な回答をいただけました。
