【完全図解】なぜ孫正義のファンドは、驚異の利益を生めるのか?
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ソフトバンクビジョンファンドの巨額利益は含み益であって、逆回転の可能性がある、水物の利益であることに注意が必要だ。日本ではベンチャー投資は通常、出資額で評価を据え置くがソフトバンクはIFRS なので時価評価して取り込んでいる。孫さんはその基準を最大限利用している。
開示資料によると評価は社内評価チームが実施しているようで、それ事態は全く問題ない。しかし、どうしてとベンチャー投資の評価は、既存のバリエーションモデルになじまないところがある。計算要素ひとつで評価結果が大きくぶれるため、不確実性の高いベンチャーには向かない。すなわち、今後損にぶれる可能性がおおきくある。
ソフトバンクビジョンの利益はソフトバンク本体の事業利益とは性質がおおきく異なることを認識しておく必要がある。
注目のコメント
批判もあるけれど、30年前から唱えてきたという「群戦略」も、ここまでの規模にいたると、軽く一国の国家予算を超える規模・
それだけの巨額の投資マネーを抱えると同時に、「ビジョン」ファンドと銘打っているくらいなので、投資の大義は必要になってくるのでしょうが、社会的インパクト投資ではなくあくまでビジネスとしての投資なので、そのパートナーのイメージからくるブランドイメージ毀損をどう払拭するかという課題に近いのでしょう。
ソフトバンクの子会社上場によって新たに2-3兆円の資金調達もしますし、本格的な投資持ち株会社に舵を切った中で、孫さんが次にどのような手でこの逆境を乗り越えてさらなる先の未来を切り拓いていくか楽しみです。今年5月、経済誌のThe Economistの表紙を孫正義社長が飾りました。その記事内では「アップルのスティーブ・ジョブズがテクノロジーとアートを融合させたとしたら、私はテクノロジーと金融を融合させている」という孫正義のコメントが引用されていましたが、まさに10兆円ファンドこそ、孫さんが実業家として磨いてきたノウハウを結晶させた、テクノロジーと金融の融合だったに違いありません。
NewsPicksでは、ゼロからでも前代未聞のファンドについて理解できるように、渾身のインフォグラフィクスを作ってみました。これまでなんとなく「10兆円ファンド」を耳にしていた人も、なぜこの仕組がすごいのか、よく分かるかと思います。
ぜひご一読ください。ビジネスマンにとって保存版クオリティの一本です。先月末にサウジアラビアで開催された未来投資イニシアチブで、孫さんは目立たないように振る舞っていましたが、実はビジョンファンドの投資先がサウジアラビア政府と大きな契約を結んでいました。
ソフトバンク・ビジョン・ファンドから8億6500万ドルを調達しているアメリカの住宅建築ベンチャーのKaterra(カテラ)です。
https://www.sbbit.jp/article/cont1/35337
未来投資イニシアチブにおいて、サウジアラビアの住宅省と年間5万軒の住宅を製造できる6~8つの工場を設立するための覚書を締結したと報じられています。
http://www.globalconstructionreview.com/news/chinese-firms-and-katerra-sign-multi-billion-housi/
金額は明らかになっていませんが、カテラの工場はまだアメリカに3つほどしかないことを考えると、同社にとってとても大きな契約だとわかります。
なぜか日本ではまったく報じられていませんが、ジャーナリスト殺害事件の疑惑が晴れないうちからビジョンファンドの投資先であるカテラとサウジアラビア政府の間で巨額の契約を前提とする覚書が結ばれていることになります。これをみると孫さんは例の皇太子との蜜月関係を終わらせるつもりはないのでしょう。
アメリカのCIA は殺害を指示したのが皇太子だと断定しており、孫さんの舵取りが吉と出るか凶と出るか…