半端ないって…車業界の中途採用、7年で6%→29%に急増 自動運転や電気自動車開発で即戦力需要高まる トヨタや日産などの9社調査
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2009年、2010年に中途採用(中途が、中途半端を連想させるので、キャリア採用という)数が、9社の合計で僅か300人弱というのは、実感に全くあわない。
以前の務め先では、キャリア採用は通年で採用されていた(人事部の半数がキャリア採用者で、その人事部が「会社のDNAが〜」とか偉そうなことを言い始めたので、揶揄したことがあった)。退職も通年だから、一時点の在籍人数ではなく、延べ人数で把握すべきだ。
他方、当時は会社の業績悪化で、費用削減のため新規もキャリアも、新規採用が事実上ストップしていた。見かけ上の人員削減のため、派遣社員に頼ることが多かった。アルバイトや派遣社員は、正規従業員よりも、決められた就業時間が短い。つまり、正規従業員(FTE,full time employee)換算をすれば、人員統計上、必ず一人未満の表示が生じるはずだ。
また、海外子会社からの出向や転籍も徐々に増えていたが、こうした人員数は別の形のキャリア採用である。ゴッソリ抜けている可能性がある。
そもそも、人員体制の前提となる義務や機能が同一でなくなった場合に、単純に平面的に比較するのは正しくない。
というわけで、記事の統計は怪しい。
派遣社員数を含めていない、海外子会社などからの出向転籍を含めていない、FTE換算をしていない、....。
直感的だが、キャリア採用の増加は最近に始まった傾向ではないと思う。クルマが登場してから100年余りの歴史で、エンジン+ガソリン→モーター+二次電池、
主に油圧制御→電動制御+エネルギー回生にカメラ技術、AI技術が加わり新技術搭載で面白い分野になった。
一方で中途採用の目から見たら、まず「クルマ好きですか」と最初に聞く業界だ。また、電機業界の短い製品開発サイクルと最近の大量リストラに対して、製品開発サイクルの足が長く商品寿命が長いクルマ業界は中途採用希望も多くなっている現実がある。さらにクルマの製品サイクルが長いということもあって、シニア営業マンも、シニアエンジニアも大切に扱われ、元気に活躍している業界に思える。